海外サプリの特徴
法・制度の関係や、サプリメントの歴史の長さなどから、米国含め海外のサプリメントは処方設計・品質のレベルが高いものも多く、リテラシーの高いサプリメントユーザーは好んで海外サプリメントを購入することもあります。
例えば、法・制度の観点では、日本で機能性表示食品制度が始まったのは2014年と最近であるのに対して、アメリカではそれよりも10年以上前に機能性表示食品同様の"ダイエタリーサプリメント"という制度が運用されてきました。
💡 機能性表示食品とは?
機能性表示食品とは、メーカーがあるサプリの効果に関して消費者庁に届け出ることで、その効果をパッケージに表示をして製品を販売できる制度のことで、効果が明示されていない一般的なサプリよりも信頼性の高い製品のことをいいます。
品質基準でも、国内のGMP制度よりも高い水準が求められる"cGMP"を採用している製品が多く存在します。
💡 GMPとは?
健康食品などの品質を管理するためのガイドラインで、原料の仕入れ〜製造〜出荷など様々な工程での基準を定め、どのようなメーカーが製造しても、成分のばらつきや違いがなく、異物混入などが発生しない、安定した品質の商品を製造できることを目的としています。
歴史の長さでも大きな差があり、例えば国内サプリメーカー大手のDHCも、最初はまだサプリメント市場が成熟していない日本ではなく、まずは海外でサプリメント関連の法人を設立してからサプリメント関連ビジネスをスタートし、その後国内での展開を始めました。
ただし注意点も、、、
輸入して使うサプリは全て自己責任で使用する必要があるため、alloehでクチコミをよく確認したり、成分についてよく調べた上で検討してください。
alloeh編集部でも様々な海外サプリを使っているものの、やはり国内サプリに比べて効果が強い分、副作用も強いので、サプリメントに関する知識がまだ十分でない段階で利用することはおすすめしません。
運動や食事制限、サプリを使うにしても国内サプリをまずは検討した上で、それでもどうしても海外サプリでしかニーズを満たせなさそうな場合にこの記事が参考になれば幸いです。
【目的別】おすすめサプリ3選
① カーボブロッカー(炭水化物対策)
まず最初に紹介するのは、カーボブロッカーです。このサプリの主成分は白インゲンです。
この成分に含まれる「αアミラーゼ阻害物質」が炭水化物の吸収を抑える働きを持つとの研究結果が発表されています。つまり、炭水化物を摂取しても太りにくくなる効果が期待できます。
筆者も愛用しているのですが、海外サプリの中では副作用は少ないほうだと思っています。個人的に感じているのは、軟便になることくらいでしょうか。
カーボブロッカーについての詳しい解説についても「【徹底解説】カーボブロッカーの効果をエビデンスをもとに検証!飲み方や口コミは?」という記事で解説しているため、よければご覧ください。
カーボブロッカーに限らない、炭水化物対策全般についても「炭水化物、太るけど食べたい。そんなあなたに捧げる炭水化物サプリに使われている成分の解説!」という記事で解説しています。
また国内サプリでの代用を考える場合、富士フィルムの販売している「メタバリアEX」がおすすめです。
カーボブロッカーと処方設計は違うものの、機能性表示食品として「糖の吸収を抑える」という効果が届出されています。吸収阻害以外にも「お腹周りの脂肪を減らす」「腸内環境を良くする」という効果も受理されており、オールインワンダイエットサプリとして高い完成度を誇る製品となっています。
メタバリアEXが気になる方は「メタバリアEXの効果の根拠を解説!副作用や飲み方は?」という解説記事も公開しているので、ぜひ参考にしてみてください!
② シュガーバン(糖類対策)
カーボブロッカーと共によく使われている、シュガーバン。こちらはギムネマという成分が糖類の吸収阻害に働く、と言われています。パッケージにも「砂糖が多い食事に」と書いていますね。
③ リポドリン (食欲抑制)
最後は食欲を抑制する効果のあるリポドリンをご紹介します。
このリポドリンはエフェドラエキスを主成分として、エネルギー消費量を増大させたり、脂肪を減少する働きが、期待できるようです。
ダイエッターさんの中ではものすごく人気ですね。TwitterやInstagramでエゴサしても、たくさんのポストが出てきます!
筆者も飲んだことがあるのですが、はじめて飲んだときは食欲は確かになくなるものの、副作用の吐き気が強くて、それが一番大変でした。
alloehでもリポドリンのクチコミを掲載しているのですが、副作用に関するクチコミも多いので、使用は要注意です。
より詳しいリポドリンについての解説は「【徹底解説】リポドリンの副作用や飲み方は?効果や成分も説明します!」という記事でも公開しているため、興味があればご覧ください。
また、リポドリンに限らない食欲を抑えるサプリについて知りたい方は「ダイエッター必見!!食欲を抑えるサプリメントの成分解説をしてみた!」もあわせてチェックしてみてください。
オルリファストなどの未承認医薬品について
ダイエットをする際に、オルリファストなどの医薬品を海外から輸入して使う方がいますが、これには注意が必要です。
脂肪分解酵素(リパーゼ)の働きを阻害し、脂質の吸収を抑える作用があるため、確かにダイエットに効果があるかもしれませんが、未承認医薬品を個人の判断で輸入した場合、予期せぬ副作用が発生してしまったり、仮になにか健康被害が出たとしても、「医薬品副作用被害救済制度」などの公的な制度で補償を受けることができないなど、様々なリスクがあります。
先に紹介した「カーボブロッカー」や「シュガーバン」なども海外サプリであり、国内サプリに比べてリスクはありますが、オルリファストなどの医薬品はそれ以上に副作用などの問題もあるため、自己判断で使わずに、お医者さんと相談しながら使うことをおすすめします。(相談すれば処方してくれる国内クリニックもあるので、気になる方はネットで検索してみてください)
ダイエットユーザーに人気の高い製品なので注意喚起のために記載しましたが、リスク観点でこれは特におすすめしないので、できれば効果の差はあるものの「糖と脂肪の吸収を抑える」「脂肪の代謝を助け消費しやすくする」という効果が受理されている国内サプリ「大人のカロリミット」などを先に検討するのがおすすめです。
大人のカロリミットが気になる方は「大人のカロリミットの効果・副作用は?普通のカロリミットとの違いを解説!」という解説記事も公開しているので、ぜひ参考にしてみてください。
また、サプリではなく医薬品でダイエットがしたいという方は、肥満症に適応がある防風通聖散漢方薬のナイシトールZを検討してみてもいいかもしれません。
ナイシトールZについても「ナイシトールZの副作用や飲み方は?医療従事者が徹底解説!」という記事で解説しているため、興味があればご覧ください。
重ねての注意となりますが、オルリファストなどを個人輸入で使うことはおすすめしません。どうしても使いたい場合は、国内で処方してくれるクリニックを探して、医師の判断のもとで使用することを強くおすすめします。
あとがき
今回はダイエッターの中でもとりわけ人気な海外サプリについて書いてみました。
最初にも書いたように、海外から輸入するサプリは個人の判断・責任で使用する必要があるので、初心者にはおすすめしません。
できれば、国内のダイエットサプリから検討するようにしましょう。国内ダイエットサプリで特に人気の高い「大人のカロリミット」・「メタバリアEX」については、それぞれ解説記事も用意しているので、国内ダイエットサプリをまだ検討していない方はぜひご覧ください。
また、ダイエットサプリについてより詳しく知りたい方は、『効果別!人気おすすめダイエットサプリ15選|編集部が徹底比較【2020年最新】』でもご紹介していますので参考にしてみてください!
食生活や運動習慣に加え、サプリも便利に使って、より容易に早く理想の体型を作れるように頑張りましょう!
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