スピルリナの9つの効果とは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説

alloeh編集部

最終更新日:2020/05/16

スピルリナ成分解説

スピルリナとは?

スピルリナは世界中で最も人気のあるサプリメントです。

体や脳にとって有益な様々な栄養素や抗酸化剤を含んでいます。

スピルリナは栄養価が極めて高い

スピルリナは淡水と海水両方で育つことのできる微生物です。
シアノバクテリアの一種で、しばしば藍藻とも呼ばれる単細胞の微生物です。
植物と同様に、シアノバクテリアは光合成により日光からエネルギーを生成することができます。

スピルリナは古代アステカ文明で食べられていましたが、宇宙飛行士のために宇宙で育てられることができるとNASAが紹介したことで再び人気になりました。(参考)

スピルリナの一日標準摂取量は1-3グラムですが、一日10グラムまでは効果的に使うことができます。

この小さな藻は栄養価が高く、1杯のテーブルスプーン(7グラム)の乾燥スピルリナ粉末に含まれる栄養素は以下の通りです。(参考)


それに加えて、同じ量のスピルリナは20カロリー、1.7グラムの消化可能な炭水化物しか含みません。

1杯のテーブルスプーン(7グラム)のスピルリナは少量の脂肪(約1グラム)を含み、オメガ6とオメガ3脂肪酸をおよそ1.5-1.0の比率で含みます。

スピルリナに含まれるタンパク質の質は、卵に比較して非常に良いと考えられています。体に必要な必須アミノ酸をすべて含みます。

しばしばスピルリナはビタミンB12を含むと言われますが、それは間違いです。
偽ビタミンB12を含んでいますが、それが人間に効果があることは示されていません。(参考1, 参考2)

Point: スピルリナは淡水、海水両方で育つことができる藍藻の一種です。地球上でもっとも栄養価の高い食物の一つだと言われています。


この記事では、エビデンスに基づいたスピルリナの9つの効果について見ていきます。


①スピルリナによる強い抗酸化作用と抗炎症作用

酸化によるダメージはDNAや細胞を傷害します。
このダメージはがんや他の疾患に関与する慢性炎症を引き起こす可能性があります。(参考)

スピルリナは素晴らしい抗酸化剤の供給源で、酸化のダメージから体を防ぎます。

主な活性成分はフィコシアニンと呼ばれ、この物質によりスピルリナは独特な藍色をしています。
フィコシアニンはフリーラジカルと戦い、炎症シグナル分子の産生をを抑制して、素晴らしい抗酸化作用と抗炎症作用をもたらします。(参考1, 参考2, 参考3)


Point: フィコシアニンはスピルリナの主な活性成分で、強い抗酸化作用と抗炎症作用を持ちます。


②スピルリナは心疾患の危険因子に良い効果を与える

心疾患は世界中で主な死因となっています。
結果として、スピルリナは心疾患の危険因子に対してポジティブな効果を与えます。

例えば、「悪い」LDLコレステロールや中性脂肪を下げ、「良い」HDLコレステロールを上昇させます。

25名の2型糖尿病患者を対象にした研究では、一日2グラムのスピルリナ摂取がこれらの値を著明に改善させました。(参考)

高コレステロールの人を対象とした別の研究では、1日1グラムのスピルリナが中性脂肪を16.3%、LDLを10.1%も低下させたと報告しています。(参考)

他の研究でも一日4.5-8グラムといった多い量を摂取することで良い効果があることを示しています。(参考1, 参考2)


Point: いくつかの研究で、スピルリナが中性脂肪や「悪い」LDLコレステロールを下げ、一方で「良い」HDLコレステロールを上昇させることが示されています。


③スピルリナは「悪い」LDLコレステロールを酸化から守ります

体内の脂肪分は酸化のダメージを受けやすいです。
これは脂質過酸化反応として知られ、他の重症な疾患で重要な役割を果たしています。(参考1, 参考2)

例えば、心疾患の発症で重要なステップの一つが「悪い」LDLコレステロールの酸化です。(参考)

興味深いことに、スピルリナに含まれる抗酸化剤は、人間や動物で脂質過酸化反応を抑制するのに特に効果的だと言われています。(参考1, 参考2)

2型糖尿病の27名を対象とした研究では一日8グラムのスピルリナ摂取が酸化ダメージの指標を著明に減少させたと報告しています。
また、血中の抗酸化酵素のレベルを増加させます。(参考)


Point: 体内の脂肪分は酸化し、多くの病気の進展に関与します。スピルリナに含まれる抗酸化剤は脂肪分の酸化を抑制することができます。


④スピルリナには抗がん作用が?

いくつかのエビデンスはスピルリナが抗がん作用を持つことを示しています。

動物を使った研究では、スピルリナががんの発症や腫瘍のサイズを減少させたと報告しています。(参考1, 参考2)

口腔がん(口の中のがん)に対するスピルリナの効果は特によく調べられています。
口腔粘膜下線維症(OSMF)と呼ばれる前がん病変を持つ87名が参加した研究がインドで行われました。

一日に1グラムのスピルリナを1年間摂取した群では45%で病変が消失しました。
一方でコントロール群では7%のみに留まりました。(参考)

スピルリナ摂取群でスピルリナ摂取を止めたところ、ほぼ半数の人で再発を認めました。

OSMFを持つ40名が参加した別の研究では、一日1グラムのスピルリナ摂取がペントキシフィリンと呼ばれる薬剤よりもOSMFの症状をよりよく改善しました。(参考)


Point: スピルリナは抗がん作用を持ち、特にOSMFと呼ばれる前がん病変の一種に対して効果があります。


⑤スピルリナには血圧を低下させる効果が

高血圧は心臓発作、慢性腎臓病を含む多くの重症疾患の主な危険因子です。

1グラムのスピルリナでは効果がありませんでしたが、一日4.5グラムの摂取で正常な血圧であった人の血圧を低下させたことが示されました。(参考1, 参考2)

血管を弛緩させ拡張させるシグナル分子である一酸化窒素の産生を増やすことで、この降圧効果がもたらされると考えられています。(参考)


Point: 高用量のスピルリナ摂取は多くの疾患の主な危険因子である高血圧を改善させる効果があると言われている。


⑥スピルリナはアレルギー性鼻炎の症状を改善する

アレルギー性鼻炎の特徴は鼻腔の炎症です。
花粉や動物の毛、小麦粉のような環境アレルゲンによって引き起こされます。

スピルリナはアレルギー性鼻炎の症状に対する人気のある代替治療で、効果があるといったエビデンスもあります。(参考)
127名のアレルギー鼻炎患者を対象にした研究では、一日2グラムの摂取が鼻水、くしゃみ、鼻づまりやかゆみなどの症状を劇的に改善したと報告しています。(参考)


Point: スピルリナのサプリメントはアレルギー性鼻炎の様々な症状に対して非常に効果があります。


⑦スピルリナは貧血に効果が

貧血にはいくつかのタイプがあります。
最もよく見られるタイプの特徴は血液中の赤血球やヘモグロビンの減少です。

貧血は高齢者でよく見られ、持続する脱力感や疲労感の原因となります。(参考)

貧血の既往のある40名の高齢者を対象とした研究では、スピルリナのサプリメントが赤血球に含まれるヘモグロビンを増加させ、免疫機能を改善させました。(参考)

ただ、一つの研究のみなので、推奨するにはさらなる研究を行う必要があります。


Point: さらなる研究が必要ですが、ある研究ではスピルリナが高齢者の貧血を改善させたと報告しています。


⑧スピルリナは筋力と筋持久力を改善します

運動によって誘発される酸化ダメージは筋疲労の主な原因となります。

いくつかの植物性食料品は抗酸化作用を持ち、アスリートや体をよく動かす人のダメージを最小限にします。

いくつかの研究では筋力や筋持久力の改善にスピルリナが有効であったと報告しています。

スピルリナが特に疲労を感じるまでの時間を長くして、筋持久力を上昇させたという2つの研究があります。(参考1, 参考2)


Point: スピルリナは筋力や筋持久力を増強するといった運動に関する利点があります。


⑨スピルリナは血糖コントロールを助けます

動物を使った研究で、スピルリナが著明な血糖値の低下と関係していることを示しています。

いくつかの研究ではメトホルミンのようなよく用いられる糖尿病薬よりも優れた効果を示しました。(参考1, 参考2, 参考3)

25名の2型糖尿病を2か月観察した研究では、一日2グラムのスピルリナ摂取が素晴らしい血糖降下作用を示しました。(参考)

長期の血糖指標であるHbA1cが9%から8%まで著明に低下しました。臨床研究では1%のHbA1c低下は糖尿病に関連した死亡を21%減少させたと予測しています。(参考)

しかし、この研究は小規模で短期間であるため、さらなる研究が必要です。


Point: いくつかのエビデンスは、スピルリナが2型糖尿病の患者の空腹時血糖を著明に低下させる効果を持つことを示しています。


最後に

スピルリナは藍藻として知られるシアノバクテリアの一つで、信じられないほど健康的です。

血中の脂質を改善し、酸化を抑制し、血圧を下げ、血糖値を下げる効果があると言われています。

より強く推奨するにはさらなる研究が必要ですが、スピルリナはスーパーフードの名に値する食べ物の一つでしょう。

スピルリナをサプリで試してみたい方は、「スピルリナ100%」から使用してみると良いでしょう。
ただし、重度の症状など適切な治療が必要とされる場合はサプリメントに頼らず、医療機関で診断を受けるようにしましょう。


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