【徹底解説】新ビオフェルミンS錠、効果・副作用を色々な文献で調べてみた

はじめに

新ビオフェルミンS錠は腸内環境を整えたい方や便秘・軟便などお腹のトラブルに悩んでいる方におすすめです。なぜなら新ビオフェルミンS錠には腸内環境を整えるとされている乳酸菌が配合されているからです。

今回はそんな新ビオフェルミンS錠を紹介します。

新ビオフェルミンS錠の概要

新ビオフェルミンS錠は腸内環境を整え、便通を改善すると期待されています。

その理由はお腹の調子を整えるとされている乳酸菌が配合されているからです。

主に小腸に存在する乳酸菌(フェーカリス菌・アシドフィルス菌)と大腸にすむビフィズス菌の2種類が含まれています。用法・用量は15歳以上の方は3錠、5歳〜14歳は2錠を1日3回服用してください。5歳未満の方は服用しないでください。

乳酸菌については『乳酸菌とは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説』で詳しい解説をしています。

新ビオフェルミンS錠の成分解説

コンク・ビフィズス菌末

ビフィズス菌とは健康な乳児の体内から見つかったBifidobacterium longum(ビフィドバクテリウム・ロンガム)という菌です。

ビフィズス菌の特徴は生きたまま大腸に到達する点です。ビフィズス菌の歴史は長く約半世紀に渡って研究が続けられているため安全性が担保されています。また、2009年にはアメリカで「一般的に安全と認められたもの」に送られるFDA認定を取得しています。

ビフィズス菌には主に2つの効果が期待されています。

1つ目が殺菌作用です。ビフィズス菌が生成する乳酸・酢酸などの酸は強い殺菌作用があるとされています。その作用が働き悪玉菌の増殖を防止して腸内環境を整えます。

食事でビフィズス菌を摂取するにはお酢などで摂取することがおすすめです。しかしお酢から生成されるビフィズス菌は胃・腸などで吸収されてしまうため、大腸まで届きません。そのため便通改善を考えている方はサプリメントでの摂取が効果的です。 

2つ目が腸管上皮保護作用です。腸管上皮とは腸にある栄養素や水分の吸収機能を担う重要な体の組織です。ビフィズス菌から生成される酢酸には腸の上皮を丈夫にする作用があります。腸の上皮が丈夫になることで病原性大腸菌O157の感染を防いだり、脂肪の蓄積を抑えるよう代謝を改善したりするとされています。

ビフィズス菌については『ビフィズス菌とは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説』でより詳しく解説をしています。

コンク・フェーカリス菌末

フェーカリス菌は主に小腸に住んでおりビフィズス菌やアシドフィルス菌などの有益菌の増殖をサポートします。

このように体内に生きた発酵菌を取り入れる方法をプロバイオティクスと呼びます。プロバイオティクスは免疫力の向上やコレステロール値の低下、高血圧の予防、美肌効果などさまざまな効果が期待されています。 

また近年フェカリス菌などの一部の乳酸菌は加熱殺菌処理などによって死滅しても(殺菌体となっても)、直接的、腸内細菌叢(さいきんそう)を介した間接的に体内に有益な効果をもたらすと記載されています。

プロバイオティクスについて詳しく知りたい方は『プロバイオティクスとは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説』をチェックしてみてください。

コンク・アシドフィルス菌末

アシドフィルス菌は熱・酸に強いため乳酸菌のなかでも特に乳酸をつくる能力にすぐれており悪玉菌の増殖を抑えるはたらきがあります。効果は体内の毒素を体外に排出したり、成長機能を高めたりするため便秘・下痢など整腸作用や口臭防止が期待されています。また胃潰瘍の原因とされているヘリコバクター・ピロリ菌を殺菌する効果も期待されています。食材ですとアシドフィルス菌は牛乳やヨーグルトなどの乳製品などに含まれています。

新ビオフェルミンS錠を摂取する際の注意点

新ビオフェルミンS錠の主成分は乳酸菌なので過剰摂取による副作用はそこまで懸念されていません。過剰に摂取すればお腹のトラブルの症状が回復するわけではありません。予期せぬ副作用を発症する可能性をなくすために1日の用法・用量はきちんと守りましょう。

最後に

 

新ビオフェルミンS錠を紹介しました。

お腹の調子が悪い際に服用する医薬品という認識を持っている方は多いと思いますが、成分の効果を知らずに飲んだor興味を持っていた方も多かったのではないでしょうか?この記事がサプリ選択の参考になれば幸いです!お読みいただきありがとうございました!

腸のはたらきについては『乳酸菌ダイエットは効果がある?|体の中から変える腸活の方法』などでも解説をしていますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

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