エリスリトールとは?メリットや特徴、副作用を解説

alloeh編集部

最終更新日:2020/03/15

エリスリトール成分解説

低カロリーの甘味料として使用されているエリスリトールは、カロリーや糖質などを気にされる方にとっては最高の救世主だと言えるでしょう。

それは天然成分であり、副作用もないうえ、カロリーも少なく砂糖と同じような役割を果たしています。

いくつかのメディアはこのような利点について疑問の声をあげていますが、基本的には通常の砂糖と変わらず、マイナス面は全くといっていいほど見受けられません。

今回この記事では、エリスリトールは本当に安全なのかという疑問について整理していきたいと思います。

エリスリトールとは何か?

エリスリトールは、糖アルコールと呼ばれる化合物の中に属しています。

多くの異なる糖アルコールが食品の製造過程で使用されており、特にキシリトールやソルビトール、マルチトールなどがよく含まれています。

そしてこの糖アルコールは、無糖製品または低糖製品の低カロリー甘味料として幅広く利用されています。これらの糖アルコールは分子の構造により、私たちの舌の甘味受容体を刺激することで甘く感じることができます。

しかし、エリスリトールは他の糖アルコールとは少し異なります。

まず、カロリーを比較した場合、その他の甘味料に比べて明らかにカロリーが低いことがわかります。

  • テーブルシュガー:1gあたり4cal
  • キシリトール:1gあたり2.4cal
  • エリスリトール:1gあたり 0.24cal


エリスリトールのカロリーは砂糖のわずか6%ですが、通常の砂糖と比べ70%の甘味が含まれています。大量生産の過程では、ある種の酵母がトウモロコシや小麦のでんぷんからグルコースを発酵させ、エリスリトールを生成させています。


Point: エリスリトールは、低カロリーの甘味料として使用されている糖アルコールの仲間です。 カロリーは砂糖のわずか約6%となります。


エリスリトールは安全なのか?

全体的に、エリスリトールは非常に安全であると考えられます。

その毒性と代謝への影響に関する複数の研究が動物実験を通して行われています。大量のエリスリトールの長期摂取にも関わらず、深刻な副作用は検出されていません。(参考1, 参考2

ほとんどの糖アルコールには、消化器系の問題を引き起こす可能性があるとされています。それらの等アルコールは特殊な化学構造のため、私たちの体はそれらを消化することができません。そのため、そのまま消化器系の大部分を通過し、大腸の一部である結腸に到達するまで変化することはありません。

結腸では、消化の過程でガスを生成する常在細菌が使用されています。そのため大量の糖アルコールを摂取した場合、腹部膨満と消化不良を引き起こす可能性があります。実際、それらはフォドマップ(FODMAP)の対象となっています。

しかし、エリスリトールは他の糖アルコールとは異なります。摂取されたエリスリトールは、結腸に到達する前にまず血液に吸収されます。(参考

エリスリトールは最終的に尿として排泄されるまで、変化することなく血液中をしばらく循環します。この方法でエリスリトールの約90%が体外へと排出されます。(参考)

このようにエリスリトールには深刻な副作用はありませんが、次のように大量に摂取する場合、消化不良を引き起こす可能性があります。


Point: 私たちが摂取するエリスリトールのほとんどは血液に吸収され、尿として体外へ排泄されるため、安全だと言えるでしょう。


エリスリトールの副作用

摂取されたエリスリトールの約90%は血液に吸収されることをお伝えしました。さて残りの10%については、消化されずにそのまま結腸まで移動します。エリスリトールはほとんどの糖アルコールとは異なり、結腸細菌による発酵に耐性があるようです。(参考

私たちの体重に対して1ポンドあたり最大0.45g(1gあたり1g)の摂取については、きちんと耐性があることが証明されています。(参考1, 参考2

しかしある研究では、1回50gのエリスリトールの摂取で、吐き気と胃の不快感を引き起こすという結果が出ました。(参考

一度にたくさんの量を摂取しない限り、胃の調子が悪くなることはまずないでしょう。ただし、エリスリトールの影響については個人差があるようです。


Point: 摂取されたエリスリトールの約10%は血液に吸収されず、結腸に移動します。このため、エリトリトールの大量摂取は、いくつかの消化器系へ副作用を引き起こす可能性があります。


血糖値またはインスリンを上昇させる作用はない

私たちの体にはエリスリトールを分解するために必要な酵素がありません。血液に吸収された後、尿中にそのまま排出されます。

健康な人がエリスリトールを摂取した場合、血糖値やインスリン値に変化はありません。それ以外にもコレステロールや中性脂肪、またその他のバイオマーカーにも大きな影響は見受けられませんでした。(参考

肥満の方や糖尿病、またメタボリックシンドロームに関連する問題を抱えている方にとって、エリスリトールは砂糖に代わる優れた代替品だと言えます。


Point: エリスリトールは血糖値を上昇させる作用はありません。これは糖尿病の方にとって優れた砂糖代替品となるでしょう。


心臓病のリスクを減らす可能性あり

糖尿病を患ったラットでの研究では、エリスリトールが抗酸化剤として作用し、高血糖によって引き起こされる血管損傷を減少させる可能性があることが証明されています。(参考

2型糖尿病を持つ成人24人を対象とした別の研究では、1か月間、毎日36グラムのエリスリトールを摂取した場合、血管機能が改善し、潜在的に心臓病のリスクが低下したことがわかりました。(参考

しかし、エリスリトールに関して全く議論がないわけではありません。ある研究では、若年成人の血中エリスリトール濃度が脂肪増加と関連していることがわかっています。(参考

これらの所見の健康関連性について主張をする前に、さらなる研究がまだ必要なようです。


Point: エリスリトールは抗酸化物質として作用し、2型糖尿病患者の血管機能を改善する可能性があります。これらの利点は、潜在的に心臓病のリスクを減らす可能性がありますが、まだまだ多くの研究が必要です。


最後に

全体的に見て、エリスリトールは優れた甘味料であると言えるではないでしょうか。

  • カロリーはほとんど含まれていない
  • 甘さは砂糖の70%
  • 血糖値やインスリン値への影響は特になし
  • 人体への研究について副作用はほとんどないが、個人差により消化不良の問題が見受けられる
  • 動物による長期間にわたって大量に摂取をした場合の研究について、特に悪影響は見受けられなかった


健康志向の方は、ステビアや蜂蜜を甘味料として選ぶ方も多いかと思います。しかし、蜂蜜にはカロリーとフルクトースが含まれており、多くの人々はステビアの後味に悩まされているようです。

このようにエリスリトールは、最高の砂糖代替品と言っても過言ではないでしょう。

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