ステビアとは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説

alloeh編集部

最終更新日:2020/05/05

ステビアとは正確には一体どのようなものか

ステビアはステビア・レバウディアナとも呼ばれ、キク属キク科(ブタクサ科)に属する植物です。お店で購入するステビアと、自宅で栽培するステビアには大きな違いがあります。

TruviaやStevia In Rawのような食料品店で手に入るステビア製品には、ステビアの葉そのものは含まれていません。それらの製品は、ステビアの葉から抽出・精製したレバウジオシドA(Reb-A)というエキスから作られています。実際に、多くのステビア製品にはステビアそのものはほとんど含まれていません。Reb-Aはグラニュー糖の約200倍の甘さがあります。Reb-Aで作られる甘味料は、エリスリトール(糖アルコール)やデキストロース(グルコース)などの異なる甘味料とブレンドして作るため、「新しい甘味料」だと考えられています。

例えば、TruviaはReb-Aとエリスリトールのブレンドであり、Stevia in The RawはReb-Aとデキストロース(小包装用)またはマルトデキストリン(焼き菓子用)をブレンドして作られています。一部のステビア製品には、天然香料を含んだものもあります。米国食品医薬品局(FDA)は、食材に着色料や人工香料、または合成物質を含まなければ、「天然香料」という用語を使用して良いとしています。

それにも関わらず、「天然香料」といわれるものの中には、高度に加工処理されているものもあります。ゆえに、多くの人が天然香料の中に自然なものは1つとてない、と主張しています。自宅でステビアを育てて、その葉を使って食べ物や飲み物を甘くすることができます。Reb-A甘味料は、液体、粉末、および顆粒の形で売られています。この記事では「ステビア」とはReb-A製品のことを指すものとします。

ステビアの利点は?

ステビアは非栄養甘味料です。つまり、カロリーはほとんどありません。ダイエットをしようと考えている方には、カロリーがないのは魅力的かもしれません。しかし、これまでのところ、研究結果からは結論はでていません。(参考

非栄養性甘味料が個人の健康に及ぼす影響は、摂取量だけでなく、摂取した時間によっても差がある場合があります。糖尿病の場合、ステビアは血糖値を抑えるのに役立つでしょう。(参考

健康でやせている19人と健康で肥満の12人に対して行われた2010年の研究では、ステビアがインスリンとグルコースの値を大幅に下げることがわかりました。(参考

また、カロリー摂取量が低いにもかかわらず、参加者の食後の満足感や満腹感が高いことがわかりました。ただし、この研究は自然環境下ではなく、実験室下で行われたことに注意する必要があります。また、2009年の研究によると、ステビアの葉の粉末はコレステロールの管理に役立つ可能性があります。研究参加者は、1か月間毎日20mLのステビアエキスを摂取しました。この研究では、ステビアが総コレステロール値、LDL(悪玉)コレステロール値、およびトリグリセリド値を副作用を伴わずに低下させることを発見しました。また、HDL(善玉)コレステロール値も増加することがわかりました。(参考

少量のステビアを時々使用した場合でも同じ結果になるかどうかはわかっていません。

ステビアは副作用をおこすか

FDAは、Reb-Aなどのステビア配糖体は「一般に安全であると認識されている」と述べています。

FDAは、安全を欠くとの理由でステビアの葉そのものや未精製のステビアを食品や飲料の加工に使うことは承認していません。生のステビアハーブが腎臓、生殖器系、心血管系に害を及ぼす恐れがあります。また、血圧を下げすぎたり、血糖値を下げる薬と相互作用をおこす可能性もあります。ステビアは糖尿病患者が服用しても安全であると考えられていますが、デキストロースまたはマルトデキストリンを含む商品は注意する必要があります。

デキストロースはグルコースであり、マルトデキストリンはでん粉です。 少量の炭水化物とカロリーがこれらの商品に加えられていることになります。糖アルコールも炭水化物量をわずかに増やすことがあります。もし、ステビアを時々しか使わないのなら、血糖値に影響を与える可能性は少ないでしょう。しかし、もし1日中使うとなると、炭水化物の摂取量は増えることになります。ステビアを含む非栄養甘味料が、腸内細菌層を破壊していることを示唆する論文が2019年に発表されました。(参考

その研究では、非栄養性甘味料が耐糖能異常や代謝障害を引き起こす可能性も示唆しています。ほとんどの非栄養性甘味料と同様に、主な欠点は味です。ステビアはまろやかですが、甘草のようなわずかな苦味があります。それを好きだと言う人もいれば、嫌いだと言う人もいます。糖アルコールで作られたステビア製品は、腹部膨満感や下痢などの消化器系の問題を引き起こす可能性があります。

妊娠中のステビアの使用は安全か

Reb-Aで作られたステビアの適度な使用は、妊娠中でも安全です。糖アルコールに過敏性がある場合は、エリスリトールを含まない商品を選択してください。自宅で栽培したステビアの葉そのものや未精製のステビアエキスの服用は、妊娠中は安全ではありません。高純度に精製された製品のほうが自然のものよりも安全だというのは、一見おかしいように見えるかもしれません。これは、ハーブ製品に共通する不思議な現象です。Reb-Aは妊娠中を含め、人への安全性が評価されています。未加工のステビアはそうではありません。現在のところ、ステビアの葉や未精製のステビア抽出物が妊娠に悪影響を及ぼさないという十分な証拠はありません。

ステビアと癌の関係は?

ステビアがある種の癌の予防に役立つ可能性を示唆する論文があります。2012年の研究によると、ステビア植物に含まれるステビオシドと呼ばれる配糖体は、乳がん細胞を殺す手助けをすることがわかりました。(参考)

ステビオシドは、癌の成長を促すミトコンドリア伝達経路を抑制させる可能性もあります。2013年の研究で、これらの調査結果が裏付けられました。(参考

その研究では、多くのステビア配糖体の誘導体は、特定の白血病細胞や肺がん細胞、胃がん細胞、乳がん細胞に対して毒性を持つことがわかりました。

砂糖の代わりとしてのステビア使用法

ステビアは、グラニュー糖の代わりに、好きな食べ物や飲み物に入れて使うことができます。ひとつまみのステビアパウダーは、約小さじ1杯のグラニュー糖に相当します。ステビアのお勧めの使い方には次のようなものがあります。

  • コーヒーや紅茶にいれる 
  • 手作りレモネードにいれる 
  • ホットまたは冷やしたシリアルに振りかける 
  • スムージーにまぜる 
  • 無糖ヨーグルトに振り掛ける

Stevia in the Rawなどの一部のステビア商品は、焼き菓子で使う場合を除いて、そのままグラニュー糖と置き換えることができます(清涼飲料水や甘いソースなどのやり方で)。ステビアを使って焼き菓子を作ることはできますが、ケーキやクッキーに甘草特有の後味が残ってしまうかもしれません。Stevia in the Rawは、レシピに書かれている砂糖の量のうち、半分をステビア製品に置き換えることを推奨しています。他の商品は焼き菓子専用にはつくられていないため、使用量を減らす必要があります。使わなかった砂糖の分を補うために、アップルソースやバナナなどをレシピに追加したほうがいいでしょう。好みの食感と甘さになるまで、試行錯誤を繰り返す必要があるかもしれません。

結論

Reb-Aで作られたステビア製品は、妊娠している人や糖尿病の人でも安全だと考えられています。これらの製品が副作用を引き起こすことはほとんどありません。しかしながら、体重管理や糖尿病、その他の健康問題に対する影響を結論付けるには、さらに研究を行う必要があります。

ステビアはグラニュー糖よりもずっと甘いので、同じ量を使用する必要はありません。ステビアの葉そのものは商用利用は承認されていませんが、家庭用として栽培することはできます。研究が不足しているにも関わらず、多くの人がステビアの葉はグラニュー糖の安全な代替品であると主張しています。ステビアの葉そのものをお茶に追加しても害を及ぼす可能性はほとんどありませんが、妊娠している場合は使用してはいけません。ステビアの葉が誰にとっても安全であると判断されるまで、定期的に摂取する前に、医師の承諾を得るようにしてください。特に、糖尿病、心臓病、高血圧などの深刻な病状がある場合は注意が必要です。

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