サプリの危険な飲み合わせとは?薬とサプリの飲み合わせは注意が必要

Written by alloeh編集部

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はじめに

近年、サプリメントが流行しているため、病院からもらったお薬とドラッグストアやコンビニで購入したサプリを一緒に飲んでいる方いるのではないでしょうか?

多くの場合は健康に害はありませんが、飲み合わせによっては薬の副作用が増大し、健康に害を与える場合があります。

薬とサプリメントの悪い飲み合わせもある

では、早速飲み合わせの悪い事例を紹介します。

セイヨウオトギリソウとワーファリン

抗うつ剤の「オトギリソウ」と血液循環を良くする「ワーファリン」の飲み合わせは危険です。

2000年に筑波大学臨床医学系臨床薬剤学筑波大学附属病院薬剤部の研究によると「オトギリソウ」由来の抗うつ剤と「ワーファリン」が含まれた薬を一緒に飲むと薬の効果が激減すると考えられています。

また、この飲み合わせは少なくないため、精神科に通っていたり、不整脈や人工弁の症状を持っており薬を飲んでいる方は注意してください。

グレープフルーツと医薬品

グレープフルーツやぶんたんの果皮や果実、種に含まれているフラノクマリン類が医薬品の効果が増強させます。グレープフルーツやグレープフルーツジュースの飲食後に高血圧や狭心症の薬を服用すると医薬品の血中濃度が上がり、健康に害が及ぶ可能性がある点に注意が必要です。

このフラノクマリン類の効果は長く持続し,長いものでは3〜7日間持続するとの報告もあるため、医薬品を飲んでいるときは健康のためグレープフルーツなど柑橘類を控えることをお勧めします。

症状が発症する度合いは個人差があるため、心配な方は薬局やドラックストアーに滞在している医師または薬剤師の肩と相談してから摂取するかどうか確認しましょう。

DHA(ドコサヘキサエン酸)と糖尿病治療薬

魚に多く含まれているDHAと糖尿病の治療薬の同時摂取は危険です。

DHAは中性脂肪やコレステロールの低下、そして動脈硬化の予防など血流内のコントロールし、血糖値を上げる働きを持っています。それに対して、糖尿病の治療薬は血糖値を下げるために用いられています。

血糖値を上げるDHAと血糖値を下げる糖尿病の治療薬の効果が相反するので効果が薄くなってしまいます。糖尿病予備軍で薬を処方されている方は魚の食べ過ぎに注意しましょう。

DHAについては『DHAとは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説』でも詳しく解説しています。

コエンザイムQ10とワルファリンカリウム

コエンザイムQ10抗酸化作用を持ち、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールの抑制したり、ビタミンCと同様に肌の抗酸化作用を持っていたりします。

そのため、お肌を気にする女性で飲んでいる方も少なくありません。そのコエンザイムQ10と一緒に飲むことを控えるよう報告されているワルファリンカリウムは、納豆などに含まれ腸内でビタミンKを生成します。

この2つの成分を同時に摂取してしまうと血液凝固抑制効果を弱めてしまいます。

コエンザイムQ10の副作用については『コエンザイムQ10とは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説』で詳しく解説をしています。

まとめ

「サプリメントは健康食品だから薬じゃない」と思って医師や薬剤師に言い忘れると、思わぬ副作用に襲われる可能性があります。

もし、病院で医薬品を処方されている方はサプリメントを自己判断で使用せず、医師や薬剤師に相談しましょう。きちんと気をつければサプリメントはあなたの強い味方になります。是非、正しい飲み方をして美肌を手に入れましょう!

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