L-チロシンとは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説

Written by alloeh編集部

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はじめに

L-チロシンは、うつ病・ストレスを予防・緩和したり、集中力を高めたりする効果が期待できるとされています。

今回はそんなL-チロシンについて紹介します。

L-チロシンについて

L-チロシンはアミノ酸の一種で必須アミノ酸の一種であるフェニルアラニンによって生成されます。

神経細胞をコントロールするアドレナリンやノルアドレナリン、やる気の要因とされているドーパミンなど神経伝達物質を生成する効果があると示唆されています。また成長を促したり、代謝や自律神経を整える甲状腺ホルモンの分泌をサポートしたりする効果もあるとされています。(参考

 L-チロシンが欠乏すると甲状腺ホルモンや神経伝達物質の分泌が減少し、代謝活動が低下したり、うつ病を引き起こしたりする恐れがあります。

また、幼児がチロシン不足に陥ると、発達障害や成長障害を引き起こす恐れがあります。そのため食事などを通じた摂取が肝要です。 L-チロシンが比較的多く含まれる食材は、チーズなどの乳製品やたらこ、落花生、大豆などです。(参考

チロシンについてのより詳細な解説は、以下の記事も是非参考にしてみてください。


L-チロシンの効果

うつ病の改善

L-チロシンは脳や神経に作用し、ドーパミンやノルアドレナリンの分泌を促進する効果が期待されています。ドーパミンは脳を興奮状態にしてやる気を起こさせる効果があるとされています。またノルアドレナリンは脳を緊張状態にし、集中力を高める材料として期待されています。

ドーパミンやノルアドレナリンが不足すると無気力や無関心のような症状が起こり、うつ病につながる恐れがあります。そのためチロシンにはうつ病改善効果が示唆されています。(参考

集中力の向上

先ほど紹介したように、L-チロシンにはやる気を促進させるドーパミンや脳を緊張状態にするアドレナリンの分泌を促進する効果があるとされています。そのようなホルモンが分泌されると脳の働きが活性化し、集中力が高まるとされています。(参考

他の集中力の改善に関係した成分は、以下の記事で詳しく紹介しています。


ストレスの緩和

L-チロシンにはストレス・疲労を予防・緩和する効果が示唆されています。人は強いストレスにさらされると神経細胞をコントロールするアドレナリンやノルアドレナリンを消費し、ストレスが蓄積されやすくなります。L-チロシンはストレスによって消費するアドレナリンやノルアドレナリンの生成をサポートするためストレス予防にぴったりとされています。(参考

またL-チロシンは慢性的な疲労を改善する効果・効能も示唆されています。慢性的な疲労は精神的・身体的な原因があるのではなく、長期間に渡って蓄積され続けた疲労が原因です。L-チロシンは神経伝達物質を生成し、脳を活発にすることで慢性的な疲労を改善すると期待されています。

ストレスの緩和についてもっと知りたい方は、以下の記事も併せてチェックしてみてくださいね。


白髪予防

L-チロシンには白髪予防効果があるとされています。L-チロシンは黒髪を形成したり、紫外線からDNAを守ったりするメラニン色素の生成を促進し、白髪を予防するとされています。メラニン色素が生成されない要因はストレスや老化、栄養不足などです。(参考

L-チロシンを摂取する際の注意点


L-チロシンを過剰摂取すると肌のシミやそばかすの原因とされているメラニンの過剰分泌が起こる可能性があります。(参考

またL-チロシンを摂取することで増加するノルアドレナリンは血圧の上昇を招くとされています。そのため高血圧の方が服用する際はかかりつけの医者や薬剤師の方に相談してください。 

このような思わぬ副作用の発症を防ぐために、1日の目安量を大幅に超過しないような摂取を心がけましょう。

最後に

今回はL-チロシンについて紹介しました。サプリメント等を選ぶ際には、ぜひ参考にしてみてください!

チロシンについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて参考にしてみてください。


チロシンを含むサプリメントのランキングは以下のページからチェックできます。


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