リン酸カルシウムとは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説

alloeh編集部

最終更新日:2020/05/21

リン酸カルシウム成分解説

リン酸カルシウムを摂取すべきか?

カルシウムについて

体には1.2-2.5ポンド(540グラム-1,130グラム)のカルシウムが含まれています。 このカルシウムの99%は骨や歯に含まれています。 残りの1%のカルシウムは体の細胞内、細胞膜、血液内、体液内などに分布しています。

ほとんどの人が、骨や歯は主にカルシウムでできていることを知っていると思います。 ただし、これらはただのカルシウムではありません。 リン酸カルシウムと呼ばれる、カルシウムとリン酸の混合物でできています。 リン酸カルシウムをサプリメントとして摂取することは、健康な骨の産生につながるのでしょうか?

骨や歯の健康以上の効能

カルシウムは、強い歯や骨を作る以上の働きをしています。 この素晴らしいミネラルの働きには以下のようなものが挙げられます。

  • 全身へわたる血流の血管による調整 
  • 筋肉収縮 
  • 神経細胞間の連絡 
  • 止血作用 


どのくらいのカルシウムが必要なのか?

一般的に、男性も女性も1日あたり1,000mgのカルシウム摂取が必要であると言われています。

女性は、51歳以上では1,200mgにまで摂取量を増やした方が良いと言われています。 これは、閉経後の女性では、骨の分解が亢進するため、骨の再形成のためにより多くのカルシウムが必要であるためです。

男性は71歳以上になると、1日1,200mgの摂取が推奨されます。

乳児、小児、妊婦などは、特に骨の形成や成長が必要なので、カルシウムの必要量が多くなります。

米国国立衛生研究所(NIH)の発表によると、推奨されるカルシウム摂取量は以下のようになります。

生後6ヶ月までの乳児 200 mg

生後7-12ヶ月までの乳児 260 mg

1-3歳までの小児 700 mg

4-8歳までの小児 1,000 mg

9-18歳までの小児 1,300 mg

19-70歳までの成人男性 1,000 mg

71歳以上の成人男性 1,200 mg

19-50歳までの成人女性 1,000 mg

51歳以上の成人女性 1,200 mg

カルシウムをどのように摂取するか

ミルクの摂取は、骨を強くして健康な歯を作ると言われています。 しかし、他の多くの食材にも多くのカルシウムが含まれています。 これらの食材を、今後の買い物リストに加えてはどうでしょうか?

  • チーズ・ヨーグルト・その他の乳製品 
  • ナッツ・種子類 
  • 豆 
  • ブロッコリー 
  • ホウレンソウ・ケール・ルッコラ・その他の色の濃い緑色野菜 
  • イチジク 
  • オレンジ 
  • 豆腐 
  • サーモン、イワシの缶詰や骨付きイワシ 


カルシウムの種類

純粋なカルシウムの塊のような物はありません。 自然界では、カルシウムは、炭素、酸素、リン酸などの他の物質と結合して存在しています。 これらのカルシウムの化合物が消化されると、人の体に有益なカルシウムの状態となります。

白雲石、骨粉、牡蠣の殻などに由来するカルシウムは、毒性のある鉛などを含んでいることもあり、推奨されていません。 また、体はカルシウムが500mgの少量摂取されたときに、より効率的に吸収が可能です。

リン酸カルシウムは、サプリメントなどでは三リン酸カルシウムなどとしても含まれ、その39%程度がカルシウムにあたります。 この含有量は、炭酸カルシウムの40%よりやや少なく、クエン酸カルシウムの21%やグルコン酸カルシウムの9%などよりは多い値です。

ビタミンDを一緒に摂取すると、カルシウムの吸収が促進されます。 多くのカルシウムサプリメントがビタミンDを含むのはこのためです。

リン酸カルシウムの摂取が望ましいのか?

ほとんどの場合は、リン酸カルシウムの摂取は、炭酸カルシウムやクエン酸カルシウムなどの摂取と変わらないと、ハッサン薬科大学(Husson University School of Pharmacy)助教授のロジャー・フィリップ医師は言います。 しかし、十分な量のリン酸を摂取することは骨の健康維持に重要です。 リン酸カルシウムの摂取は、リン酸不足を補う目的で、より有効かもしれません。

リン酸欠乏は、セリアック病、クローン病、腎疾患、アルコール依存症の患者さんや、過剰な制酸薬を摂取する患者さんで起きやすいと考えられています。 しかし、平均的な米国の食事を摂取しているほとんどの人においては、摂取不足となる心配はありません。

カルシウムのサプリメントが必要な人のほとんどは、ビタミンDの欠乏症がある人です。 実際、過剰なリン酸が、コーラやその他のジュース類に含まれており、骨粗鬆症や腎疾患などとの関連が懸念されています。(参考

最終評価

カルシウムについては、医療機関などでサプリメントの摂取が推奨される場合を除いては、自然な方法での摂取が望ましいでしょう。 十分な量のカルシウムが摂れていないと心配な場合には、炭酸カルシウムやクエン酸カルシウムなどのサプリメントの使用が望ましいでしょう。

Powered by Froala Editor

  • 記事をシェア

この記事のライター

alloeh編集部

関連商品

関連記事