この記事よりも詳しいL-カルニチンについての解説が読みたい方は、「L-カルニチンの効果や飲むタイミングは?エビデンスをもとにサプリインストラクターが解説」という別記事をご覧いただくことをおすすめします💡
はじめに
食事制限や運動をしているけど、なかなか体重が減らない。そのような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
そんなときは、脂肪燃焼効果が期待されているLカルニチンがおすすめです。この記事では、Lカルニチンがダイエットに効果的な理由や、おすすめのLカルニチンのサプリメントをご紹介します!
Lカルニチンとは
Lカルニチンとは私たちの筋肉細胞(骨格筋や心筋)にあるアミノ酸の一種です。Lカルニチンは2つのアミノ酸(リジンとメチオニン)で構成されており、体内で脂肪がエネルギーに変化する際に使われる成分です。
Lカルニチンは体内で少量しか生成されなかったり、加齢とともに減少したりと不足しがちな成分です。そのため体内の脂肪を効率よく燃焼し、太りにくい体質になるためには、積極的にサプリメントや食事で補う必要があります。
Lカルニチンが含まれている食品・食材
Lカルニチンは牛肉、鶏肉、魚などの肉類や乳製品に多く含まれていることがわかっています。特に、牛肉には多くのLカルニチンが含まれているため、食品から摂取する場合は牛肉を積極的に摂るようにすると効率が良いかと思います。
一方で穀物や果物、野菜にはLカルニチンはほとんど含まれていません。
Lカルニチンの効果・効能
ここからは、Lカルニチンの効果効能について紹介します。結論からいいますと、Lカルニチンには脂肪燃焼効果があるとされています。
運動による脂肪燃焼のサポート
体内には、脂肪をエネルギーに変換する機能を持つミトコンドリアという細胞が存在しています。そのミトコンドリアのところまで脂肪を運搬する役割を担っているのがLカルニチンです。そのため、Lカルニチンが不足すると脂肪は十分に燃焼されずに体内に蓄積してしまうのです。このような理由から、Lカルニチンはダイエット効果を期待してサプリメントに配合されることがあります。
その他の脂肪燃焼系のサプリメントについては『脂肪燃焼系サプリの効果とは?使われている成分を徹底的に解説してみた』で詳しく解説しています。
Lカルニチンが不足するとどうなる?
Lカルニチンの欠乏による症状は大きく分けて2点です。
1点目は細胞のカルニチン輸送システムの遺伝性疾患です。通常5歳までに心筋症、骨格筋の脱力、低血糖の症状が現れます。2点目は慢性腎不全など特定の疾患や特定の抗生物質の使用などが原因で起こるカルニチン欠乏です。
体内のホルモンや栄養バランスが崩れ、カルニチンの吸収が低下や排出量の増加が発生します。
Lカルニチンの効果的な摂取方法
Lカルニチンの効果を受けるには、継続して摂取することが大切です。Lカルニチンの研究によるとLカルニチンを2週間程度、摂取し続けると効果が出ると実証されています。
そのため、最低2週間は摂取しましょう。日本では推奨栄養摂取量は定められていませんが、日本人の1日の必要量は200mgで、目安量は1000mgと考えられています。このLカルニチンの量を食事で摂取しようとするとビーフステーキおよそ200gに該当します。
毎日食べることは難しいという方も多いと思うので、サプリメントなどで摂取することをおすすめします。
Lカルニチンを過剰摂取すると出る副作用
厚生労働省が運営している総合医療情報発信サイトは、カルニチンの補給を毎日約3 g/日で摂取した場合、吐き気、嘔吐、腹部痙攣、下痢などの体調不良やなどの副作用を引き起こす可能性があると示しています。(参考)
また、他の病気を患っている方がLカルニチンを摂取する際には注意が必要です。
尿毒症患者には筋力低下、発作性疾患を有する患者には発作などが起こることもあると考えられます。どんなに体に良い成分でも過剰摂取は逆効果です。過剰摂取することで痩せられる訳ではないので、健康のため1日の適量をきちんと守りましょう。
おすすめのLカルニチンサプリ5選
ここからは、alloeh編集部が選んだLカルニチンの5種類のサプリメントを特徴と一緒に紹介します。ぜひ、どのサプリメントを購入すれば良いか悩んでいる方は参考にしてください。
カルニチン(DHC)
DHCの「カルニチン」は、化粧品やサプリメントで有名なDHCが販売している錠剤タイプの脂肪燃焼系サプリメントです。
主成分はカルニチンやビタミンEの一種であるトコトリエノールです。
ビタミンEはしみ、しわの原因となるメラニンを抑える抗酸化作用があると示唆されています。DHCが販売しているサプリメントは全体的に価格がリーズナブルなため、初心者におすすめです。1日の摂取目安量は5粒です。
摂取量が多めなので、錠剤やカプセル系のサプリやお薬を飲むことが苦手な方はストレスを感じるかもしれません。
CELEBLISSTA L-カルニチン(セレブリスタ)
薬局で有名な株式会社雄飛堂 (Yuhido Phramacy)が販売しているセレブリスタシリーズ。
そのシリーズの1つが 「L-カルニチン(CELEBLISSTA ・セレブリスタ)」です。
2粒で500mgのL-カルニチンを補うことが出来ます。また、成分は極力ムダなものを省いており、 余分な成分やカロリーを合わせて摂取することはありません。
このサプリメントの特徴は安全性が高いことです。安全性が高いといわれる理由は3つあります。
1つ目がサプリメント開発で有名なスイスのロンザ社が製造している点。2つ目はアメリカでの一般的に安全と認められた製品を示すGRASに認定されている点。3つ目が厳しい基準を設けた品質管理・製造管理のもとで、 品質が確保された国内の工場(GMP準拠工場)で製造されている点です。
グレイシーブレイク
次に紹介するのが、錠剤系サプリの「Graisse Break(グレイシーブレイク)」
主成分はLカルニチンとブラックジンジャーです。
特徴はこのブラックジンジャーです。生姜に含まれるシンゲロールは代謝や血流を促進し、体のリズムを整える効果があると示唆されています。
いつも深夜まで起きている方や外食が多い方など生活リズムが不規則だと感じてるいる方におすすめです。また、GMP認定工場による国内生産なので、安心して摂取できます。
同じくGraisse Break(グレイシーブレイク)が販売している脂肪燃焼系の錠剤・カプセル系のサプリ、グレイシースリムもあります。こちらの商品もLカルニチンとブラックジンジャーが配合されており、ダイエットに効果的です。
L-カルニチン(ワカサプリ)
次に紹介するのが、株式会社分子生理化学研究所が製造、販売している「L-カルニチン(ワカサプリ)」です。
分子生理化学研究所は2002年に設立された医療機関向けのサプリメントの研究開発・生産企業です。
こちらで製造されているサプリメントは、アメリカで安全と認められた製品を示すGRASに認定。厳しい品質管理・製造管理のもとで、安全性や品質が確保された国内工場での製造(国内GMP工場)されています。
そのため、体への安全面が保障されているサプリメントです。主成分はL-カルニチンをメインとし、余分な成分が配合されていません。
L-カルニチン(ネイチャーメイド)
大塚製薬が販売しているネイチャーメイドシリーズの「L-カルニチン」サプリメントです。
ドラッグストアなどで黄色のパッケージのサプリメントを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
配合されている成分はL-カルニチンと便通を良くする効果が期待されている食物繊維の一種であるセルロースなどです。揚げ物など脂肪を取りすぎているなと感じている方やウエスト周りが気になる方におすすめのサプリメントです。
まとめ
いかがだったでしょうか? 今回は、ダイエット効果が期待できるLカルニチンについて紹介しました。みなさんも体質や体調と相談した上で、Lカルニチンを活用してみてください!
また、もっとL-カルニチンについて知りたいという方は「L-カルニチンの効果や飲むタイミングは?エビデンスをもとにサプリインストラクターが解説」という記事でより詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。
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