二日酔いとは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説

Written by alloeh編集部

作成日:2020/05/07、更新日:2020/06/15

二日酔い効果・悩み解説

二日酔いを治す7つの方法(科学的な裏付け)

アルコールを飲むと(飲みすぎた場合は特に)あらゆる副作用が生じる可能性があります。

二日酔いは一般によく知られていて、疲労や頭痛、吐き気、めまい、喉の渇き、光や音に対する過敏性が生じる、などの症状がみられます。

ピクルスジュースを一気飲みすることから、飲酒前に脇の下でレモンを擦ることまで、二日酔いの治療と謳われるものが溢れていますが、科学的に裏打ちされているものはほとんどありません。

この記事では、二日酔いを治す7つ簡単な方法を科学的根拠に基づいてご説明します。

1.アルコール摂取を制限する

二日酔いの症状を軽減する最も簡単な方法は、アルコール摂取量を減らすことです。 なぜなら、二日酔いの重症度と発生率の両方ともが、アルコールの消費量に応じて増加するからです。

ある研究では、112人の休暇中の若者を対象に追跡調査を行いました。その結果、深酒した人はより二日酔いになりやすく、飲酒量の多い人のうち68%が二日酔いを経験したことが分かりました。

さらに、過度の飲酒が続いたため、二日酔いの重症度は休暇の間ずっと増加し続けました。 (参考)。

体重、性別、最後に食事した時間、どの種類のアルコールを飲んだか、どれくらいの時間飲んだかなど、多くの要因が血中アルコール濃度や血中のアルコール%に影響を与えている可能性があります。

興味深いことに、二日酔いを起こさせるには、血中アルコール濃度のピークを0.11〜0.12%に到達させる必要があるということが研究からわかりました(参考)。

ほんの2、3杯の飲酒で二日酔いを経験する人もいれば、二日酔いになるためにはもっと飲酒する必要があるひともいます。一方、全飲酒者の約23%が二日酔いに完全に耐性があります(参考)。

しかし、多くの人にとって、二日酔いを防ぐ最も確実な方法は「適度に飲む」ことです。


まとめ: 二日酔いの発生率と重症度は、どちらも飲酒量によって決まります。 適度に飲むことで、二日酔いの症状を防ぎやすくできます。


2.コンジナーを含むアルコールを避ける

エタノール発酵の過程で、糖は二酸化炭素とエタノール、別名アルコールに変換されます。

コンジナーは有毒な化学副産物です。コンジナーは、このエタノール発酵の過程で少量形成されるもので、アルコール飲料によって含まれる量が異なっています。(参考)

一部の研究から、コンジナーの量が多い飲み物を飲むと、二日酔いの頻度と重症度が増加する可能性があることがわかりました。

コンジナーはまた、アルコールの代謝を遅らせ、二日酔いの症状を長引かせる可能性があります。

コンジナーが少ない飲み物には、ウォッカ、ジン、ラム酒が含まれ、ウォッカにはほとんどコンジナーが含まれていません。

一方、テキーラ、ウイスキー、コニャックはすべてコンジナーが多い飲み物です。中でもバーボンウイスキーには最も多くのコンジナーが含まれています。

ある研究では、95人の若い成人を対象に、ウォッカもしくはバーボンを呼気アルコール濃度が0.11%になるまで飲んでもらいました。

その結果、コンジナーの多いバーボンを飲むと、コンジナーの少ないウォッカを飲んだ場合よりも二日酔いが悪化することがわかりました。(参考)

別の研究では、68人の参加者に2オンスのウォッカまたはウイスキーを飲んでもらいました。

その結果、ウイスキーを飲んだ人は翌日、口臭、めまい、頭痛、吐き気などの二日酔いの症状が出現しましたが、ウォッカを飲んだひとには症状は出ませんでした(参考)。

コンジナーの少ない飲み物を選べば、二日酔いの発生率と重症度が軽減するかもしれません。


まとめ:ウォッカ、ジン、ラム酒などのコンジナーが少ない飲み物を選ぶと、二日酔いの重症度と頻度が減る可能性があります。


3.健康によい朝食を食べましょう

ボリュームたっぷりの朝食を食べることは、二日酔いの最もよく知られた治療法の1つです。

理由の1つは、健康的な朝食が血糖値の維持に役立つということです。

血糖値が低いことが必ずしも二日酔いの原因であるとは限りませんが、二日酔いを伴うことがしばしばあります(参考)。

低血糖は、吐き気、疲労、脱力などの二日酔いの症状の原因にもなることがあります(参考)。

実際、一部の研究では、適切な血糖値を維持することで、血液中の酸の蓄積など、アルコール摂取に伴う体の変化を緩和できることを示しています(参考)。

過度の飲酒は、血液中の化学物質のバランスを崩し、酸の増加を特徴とする代謝性アシドーシスを引き起こす可能性があります。

代謝性アシドーシスは、吐き気、嘔吐、疲労などの症状の原因となる可能性があります(参考)。

健康的な朝食を食べることで、 二日酔いの症状が軽くなること加えて、過度のアルコール摂取により使い果たしてしまったビタミンやミネラルを補充することができます。

低血糖が二日酔いの直接の原因であることを示す証拠はありません。ですが、飲酒した翌朝に、高栄養でバランスの取れた健康的な朝食を取ると、二日酔いの症状が軽くなるかもしれません。


まとめ:健康的な朝食を食べることで、血糖値を維持して、重要なビタミンとミネラルを補充し、二日酔いの症状を軽減できる可能性があります。


4.十分な睡眠をとりましょう

アルコールは睡眠障害を引き起こす可能性があります。また、人によっては睡眠の質と睡眠時間の低下の原因になっている可能性があります。(参考)。

少量から中程度の飲酒は、入眠を促進するかもしれません。しかし、多飲や慢性的な飲酒は最終的に睡眠パターンを混乱させる可能性があることが研究で示されています。(参考)。

睡眠不足は二日酔いの原因にはなりませんが、二日酔いを悪化させる可能性があります。

疲労、頭痛、過敏症はすべて二日酔いの症状ですが、睡眠不足によって悪化する可能性があります。

ぐっすり眠って体を回復させることで、二日酔いの症状は緩和され、しのぎやすくなるかもしれません。


まとめ:飲酒は睡眠を妨げる可能性があります。 睡眠不足は、疲労、過敏性、頭痛などの二日酔いの症状の原因となる可能性があります。


5.水分を補給しましょう

飲酒すると、数通りの機序で脱水症状を引き起こす可能性があります。

1つ目は、アルコールの利尿作用によっておこる脱水です。 つまり、飲酒すると、尿の産生が増加し、正常に機能するために必要な体液と電解質が失われます(参考1参考2)。

2つ目は、過剰な飲酒は嘔吐を引き起こすので、結果として体液と電解質をさらに失い、脱水になります。

脱水だけが二日酔いの原因とは限りませんが、喉の渇き、疲労感、頭痛、めまいなどの多くの症状に関係しています。

水分摂取量を増やすと、二日酔いの症状をやわらげ、完全に防ぐことさえできます。

アルコールを飲むときは、経験論ですが、水とアルコールを一杯づつ交互に飲むのが良いでしょう。

これによって必ずしも脱水症状を防げるわけではありませんが、アルコール摂取量を抑えるのには役立ちます。

二日酔いの症状を軽減するために喉が渇いたら水を飲んで、丸一日かけて水分を補ってください。


まとめ:飲酒は脱水症の原因になり、二日酔いの症状を悪化させることがあります。 水分を補給することで、口渇、疲労、頭痛、めまいなどの二日酔いの症状を軽減できます。


6.迎え酒

「犬の毛」としても知られている、この二日酔いの治療法を多くの人が固く信じています。

それは主に神話と逸話に基づいていますが、迎え酒が二日酔いの症状を軽減することを支持する根拠もあります。

その根拠とは、メタノール(アルコール飲料にわずかに含まれる化学物質)の体内での代謝方法をアルコールが変えることに基づいています。

アルコールを飲むと、メタノールはホルムアルデヒドに変換されます。ホルムアルデヒドは、二日酔いの症状の原因となりうる有毒な成分です(参考)。

けれども、二日酔いがあるときにエタノール(アルコール)を飲むと、この変換が停止し、ホルムアルデヒドの形成が完全に妨げられます。

その結果、メタノールは、ホルムアルデヒドを形成する代わりに、身体から安全に排泄されます(参考1参考2)。

ただし、この方法は二日酔いの治療としてはお勧めできません。なぜなら、不健康な習慣やアルコール依存症を引き起こす可能性があるためです。


まとめ:迎え酒をすると、メタノールからホルムアルデヒドへの変換が妨げられ、二日酔いの症状が軽減されることがあります。


7.サプリメントを試してみましょう

研究は限られていますが、一部の研究では、特定のサプリメントが二日酔いの症状を緩和する可能性があることがわかっています。

以下は、二日酔いの症状を軽減する効果について研究されているサプリメントです:

  • 高麗人参: ある研究から、高麗人参を補給すると、血中アルコール濃度を下げるだけでなく、二日酔いの重症度も低下することがわかりました(参考)。 
  • オプンチアの果実: 一部の研究では、このタイプのサボテンが二日酔いの治療に役立つ可能性があると示しています。2004年の研究から、オプンチアの実の抽出液が二日酔いの症状を軽減し、二日酔いの重症度のリスクを半分に減らすことがわかりました(参考)。 
  • ショウガ: ある研究では、ショウガを、黒糖とタンジェリンの抽出液と一緒に服用すると、吐き気、嘔吐、下痢などの二日酔いの症状が改善することを明らかにしました(参考)。 
  • ルリジサオイル: ある研究では、オプンチアの果実とスターフラワーの種に由来するルリジサオイルの両方を含むサプリメントの有効性を調べました。その結果、被験者の88%に二日酔いの症状の改善が見られました。(参考
  • エゾウコギ: エゾウコギは、シベリア人参としても知られています。 ある研究では、エゾウコギ抽出物を摂取すると、二日酔いの症状がいくらか緩和され、総重症度が低下することがわかりました(参考)。 


二日酔いの症状を軽減するサプリメントの効果を評価するには、研究が不足しており、さらなる研究が必要であることを覚えておいてください。


まとめ:高麗人参、オプンチア、ショウガ、ルリジサオイル、およびエゾウコギなどのサプリメントは、二日酔いの症状を軽減する効果について研究されています。


おわりに

ちまたには二日酔いの治療法が溢れていますが、科学的に裏打ちされたものはほとんどありません。

しかし、二日酔いによる不快な症状を抑えるための、科学的に根拠のある方法がいくつかあります。

その方法とは、水分補給をすること、十分な睡眠をとること、健康的な朝食を取ること、特定のサプリメントを服用することです。これらはすべて二日酔いの症状を軽減する可能性があります。

また、飲酒は適量にし、コンジナーの少ないアルコール飲料を選ぶことも、二日酔いを防ぐのに役立ちます。

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