イカリソウとは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説

alloeh編集部

最終更新日:2020/05/04

イカリソウED成分解説ナイトライフ

EDとは?

イカリソウは勃起不全(ED)を治療するために用いられるサプリメントです。

EDは性交渉をするのに十分な硬さの勃起を維持できないことと定義されています。男性の中には勃起を維持できなかった経験がある方もいるかと思いますが、それがEDを意味するわけではありません。しかし、もしこれが定期的に起こるならば、EDかもしれません。

EDはどの年齢でも起こりえますが、歳を取るとより起こりやすくなります。国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所(NIDDK)の報告によると、アメリカでは60歳以下のおよそ12%、60-69歳の22%、70歳以上の30%の男性がEDを持っています。

勃起はどのように起こるか

性的興奮を受けたとき、一酸化窒素が環状グアノシン一リン酸(cGMP)と呼ばれる化合物を介して平滑筋を弛緩させ、ペニスの3つのチューブ状のシリンダーに血液を流入させることで勃起が起こります。

勃起不全だと、ホスホジエステラーゼ5型(PDE5)と呼ばれる酵素が、動脈の平滑筋を弛緩させる一酸化窒素やcGMPを阻害します。その結果、血液が動脈に流れなくなり勃起が起こらなくなります。

イカリソウとは?

イカリソウは市販されています。活性成分はイカリインで、これはEDの男性に効果があると報告されているイカリソウの抽出物です。錠剤や、カプセル、粉末、お茶などの形で販売されています。

イカリソウは下記の疾患を治療する目的でも使用されます。

  • 高血圧 
  • 動脈硬化(アテロスクレローシス) 
  • 性欲の低下 
  • 閉経に関する症状 
  • 骨粗鬆症 
  • 脳障害 
  • 花粉症 
  • 疲労感 


イカリソウの効果

イカリインはペニスの動脈の拡張を抑制するPDE5の活性を抑えます。これにより、ペニスの動脈と3つのシリンダーに血液を満たし勃起を起こすことができます。処方薬のシルデナフィル(バイアグラ)と同様の作用機序です。

イカリソウの起源

イカリソウは伝統的な東洋医学で長きに渡り用いられてきました。伝説によると、ヤギの群れがその植物を食べたあとに、性的に興奮するようになったことに、ヤギ飼いが気づいたことで、その名前がついたと言われています。

イカリソウの植物名はイカリソウです。Yin yang huo, barrenwort, rowdy lamb herb, randy beef grassやbrain tonic of the immortalsなどの別名があります。中国、日本、韓国の一部が原産です。今日ではアメリカを含めた世界中の多くの地域で観葉植物として幅広く育てられています。

イカリソウは本当に効くのか?

他のサプリメントと同様に、イカリソウの効果に対する主張はが拡大しています。イカリソウの臨床研究は限られているということも他のサプリメント同様、事実です。

Jounal of Sexual Medicineに発表された研究は、ラットにおける効果を調査しました。研究者たちはイカリソウの精製された抽出物を投与したラットで勃起機能が改善したことを報告しました。

別の研究では、イカリインが、勃起を抑制する物質であるヒトのPDE5を抑制する効果があることを示しました。シルデナフィル(バイアグラ)はイカリインの80倍も効果があることも報告しています。

イカリソウのデメリット

副作用

数カ月間摂取する場合、イカリソウの副作用は軽いもので、鼻血、めまい、頻脈などです。多量に一度に摂取すると、痙攣や呼吸の問題を引き起こす可能性があります。

包装に記載されている以外にイカリソウの用量は規定されていません。しかし、効果を確認するには1ヶ月前後内服する必要があるでしょう。もし一日くらい飛ばしても、常に効果を発揮します。効果は人によって様々です。

その他の危険性

イカリソウにはいくつかの危険性があるとされています。心疾患やホルモン感受性のがんの患者は摂取する前に主治医と相談する必要があると勧告しています。このハーブは多汗、ほてりなどを引き起こしますが、その効果についてはより詳しい研究が必要です。

メモリアルスローンケタリング癌センターは、イカリソウが重症な副作用を2例引き起こしたとも指摘しています。一人の男性は銀杏と一緒に摂取したあと、発疹、痛み、灼熱感を自覚しました。慢性心不全を持つ別の男性は摂取した後に、呼吸苦、胸痛、不整脈の症状を訴え入院しました。

いくつかの薬剤や疾患は、イカリソウを摂取することで、より高いリスクになることがあります。以下に示します。

  • 高血圧の治療薬 
  • 不整脈の治療薬 
  • 抗凝固薬 
  • 心疾患 
  • ホルモン感受性がん(乳がんや卵巣がん) 
  • 甲状腺疾患 


もし、あなたがこれらの薬剤を内服していたり、疾患を抱えているならば、イカリソウを摂取する前に主治医に話しておくべきです。

また、このサプリメントを摂取している間は、イブプロフェンや市販の鎮痛薬を避ける必要があります。

ベルベリー科の植物にアレルギーのある人は、イカリソウでもアレルギー反応を引き起こす可能性があります。症状は発疹、多汗、ほてりなどです。

まとめ

メリット

  1. 複数の剤形で簡単に入手可能で、市販されている。 
  2. 疲労感や関節痛を改善させることが報告されている。 

デメリット

  1. 一度に多量摂取すると痙攣や呼吸の問題を引き起こす可能性がある。 
  2. いくつかの薬剤と併用するのが危険な可能性がある。 


イカリソウは他の医学的特性を持っていて、時々骨密度を改善させるために使われます。また、高血圧や心疾患、気管支炎、ポリオまでも治してしまう可能性があります。

筋肉組織をなめらかにし、緊張した組織を和らげる事ができます。これにより、疲労感や関節痛、脱力感などを改善する可能性があります。

イカリソウは多量に摂取すると危険です。市販されているハーブなので、処方量の基準はありません。医学的に優れたサプリメントとして支持されるような科学的データも多くありません。

イカリソウの効果に関しての評価は賛否が別れます。いくつかの優れた特徴を持っていますが、一般の人にとって安全で効果があるかを証明するには、さらなる研究が必要です。もしあなたがEDならば、この治療を選ぶ前に主治医に相談してください。

イカリソウを含む商品としては、「ユンケルゾンネロイヤル」などがあります。ただし、重度の症状など適切な治療が必要とされる場合はサプリメントに頼らず、医療機関で診断を受けるようにしましょう。

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