パウダルコとは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説

alloeh編集部

最終更新日:2020/05/05

パウダルコ成分解説

はじめに

パウダルコは栄養補助食品です。中央から南アメリカにかけて自生する、数種類のイペの木の内樹皮から作られます。

この名前はサプリメント自体と、サプリメントを製成することのできる樹木の名前の両方を指しています。

タヒボやラパチョの名でも知られるパウダルコは、幅広い病を治療するために使われてきました。サプリメントとしては、炎症の軽減と体重の減量を促進するものとして売られています。

この記事ではパウダルコの用法、その効果、副作用、そして服用量についてご紹介します。

パウダルコとは

パウダルコとは南そして中央アメリカの熱帯雨林に自生するいくつかの木の総称です。

125フィートの高さにまで成長し、新しい葉がつく前に、ピンクや紫の花を咲かせます。

驚くほどに密生し、加えて耐朽性を備えたこの木を、先住民は狩りのための矢を作るために使っていました。加えて、その内樹皮は腹や肌、そして炎症状態を治療するために長きにわたって使われてきたのです。(参考)

ナフトキノンと呼ばれるいくつかの化合物、主にラパチョルやベータラパチョンは、その内樹皮から分離することができ、その主張されてきた効果の原因であると考えられています。(参考1, 参考2)

それでもやはり、パウダルコ周辺の多くの研究は動物実験および試験管での研究に限られており、それゆえ、人間に適用することはまだできません。


Point: パウダルコは熱帯の樹木の内樹皮から得られるサプリメントです。南アメリカと中央アメリカでは、伝統的な薬として使用されてきました。


感染治療の可能性

パウダルコエキスは抗菌性と殺菌性という特質を持っているという調査があります。

正確なメカニズムは未解明のままですが、バクテリアや菌類が酸素やエネルギーを生産する際に必要とするプロセスを妨害すると考えられています。(参考1, 参考2)

いくつかの試験管での研究は、樹皮エキスが、病原となる多くの微生物に対しての防御機能をもたらし、また、消化器系の感染性のバクテリアの成長を妨げもするかもしれないということを明らかにしています。

例えば、ベータラパチョンは、非常にコントロールが難しいということで悪名高いメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を抑制し治療する効果があることが発見されています。(参考1, 参考2)

他の研究では、消化器官で増加し胃壁を攻撃する傾向があり、潰瘍の原因となるヘリコバクター(H.)ピロリの増加を妨げる働きがパウダルコエキスにはあると示唆されています。とはいえ、他の一般的な抗生物質に比べれば、効果は薄いです。(参考)

臨床研究は該当がないため、MRSAやH.ピロリ、その他の感染症へのパウダルコエキスの効果、もしくは安全性は不透明のままです。


Point: 研究所での実験は、パウダルコエキスは多くの病原となる微生物から守ってくれる可能性があることを提唱しています。これらの発見はどんな推奨がなされるよりも前に、人間において再現されるべきです。


炎症を抑える可能性

パウダルコエキスは炎症、つまり、怪我に対する体の自然な反応を妨げると信じられています。低いレベルの炎症は有益な一方で、慢性的な炎症は癌や肥満、そして心臓病といった病に至ると考えられています。(参考)

いくつかの動物と試験管での研究は、パウダルコエキスが、体内の炎症反応を引き起こす特定の化学物質の放出を妨げているということを証明しています。

例えば、とある研究では、プラシーボ群パウダルコエキスはマウスの炎症を30から50パーセント、プラセボ群と比べて阻止しています。(参考)

そういうものとして、このサプリメントは、あなたの関節に腫れ、痛み、凝りを引き起こす骨関節炎のような炎症状態を治療する可能性があります。

同様に、他の研究では樹皮エキスが、多くの慢性的な炎症を引き起こす病に蔓延する化合物の生成を阻止するということが発見されています。(参考)

総合すると、これらの結果はパウダルコは多くの種の炎症状態の改善を助ける可能性があることを示唆しています。(参考1, 参考2, 参考3)


Point: 動物と試験管での研究がパウダルコエキスには炎症を抑える働きがあることに言及してはいますが、臨床試験が必要です。


体重を減らす可能性

パウダルコは体重を減らすことを助ける可能性があります。

マウスでの研究はパウダルコエキスが膵リパーゼ、つまりあなたの体の消化を助け、食物脂肪を吸収する酵素を抑制することを証明しています。(参考1, 参考2)

16週間にわたる、とある研究では、パウダルコエキスを与えられたマウスは明らかにプラセボ群より体重が減っていました。摂取した食事量には変化がないにも関わらずです。(参考)

同様に、マウスに講師室の食事を与える実験では、パウダルコエキスが体重増加から守った、という研究もあります。(参考)

しかしながら、パウダルコエキスが人間の食事における脂肪吸収の要請に効果があるかどうかは不透明です。

脂肪吸収の抑制に効果があったとしても、その吸収の抑制は数多くの副作用を引き起こしうるものです。例えば下着に油染みがついたり、急な便意が襲ったり、便意がコントロールできなくなったり、便が緩くなったり脂っぽくなったりします。(参考)

未試験ではある一方で、パウダルコエキスは人間の脂肪吸収を抑制した場合にはこうした副作用を引き起こしうる可能性があります。

ダイエットにかんするサプリメントについては、『効果別ダイエットサプリおすすめ15選|ALLOEH編集部が徹底比較』で詳しく解説をしているので気になる方は是非チェックしてみてください。


Point: パウダルコエキスは脂肪吸収を抑えることによって減量を促進するでしょう。しかしながら、数多くの副作用も同時にある可能性があり、臨床試験も必要です。


パウダルコの用法

パウダルコエキスは、カプセル、液体、粉末の形式で入手可能です。 慣習的には、2,3杯のティースプーン(10~15グラム)ほどの樹皮を水で15分ほど煮出し、1日に三杯のお茶として飲みます。

しかし、パウダルコの効果のある成分は水にはほぼ抽出されません。

液体のパウダルコエキスはより良い選択と言えます。なぜなら、それらは樹皮をアルコールに溶かしているので、有効な成分がしっかり出ているからです。

実際、試験管で様々な状態のパウダルコを実験した研究では、液体状のエキスだけが唯一、腫瘍の増大を抑制したという結果が出ています。(参考)

製造会社は一般的に1,2ml の液体エキスを1日に3回接種することを勧めています。

また、カプセルの形でもパウダルコを購入することができます。推奨されている服用量は500mgのカプセル2~4錠を1日に1,2回です。

服用量の情報は限定的で、適切な服用量は年齢や体重といった要因に大きく依拠します。


Point: パウダルコは錠剤、液体、粉末で入手可能です。 錠剤や粉末に比べ、液状のものはより有効な成分を含んでいる可能性が高いです。


パウダルコの安全性と副作用

パウダルコは癌治療を助けるという主張があるにも関わらず、よくないエビデンスも存在しています。

パウダルコのいくつかの化合物は、分離された癌細胞に塗布されたときの効果が約束されているにも関わらず、抗癌の作用を発揮するために必要な量のエキスとなると、人体には有毒なのです。(参考1, 参考2)

パウダルコの長期間での安全性についての研究は欠落しており、広範囲に未解明の部分があります。なぜならこの副作用の研究はほとんどが動物に限られたものだからです。

副作用は以下のものも含んでいます。 (参考1, 参考2, 参考3, 参考4)

  • 吐き気 
  • 嘔吐 
  • 抗凝固 
  • 尿の色の変化 
  • 貧血 
  • 生殖障害 


パウダルコエキスがあなたの血を薄める可能性があるので、抗凝固剤を服用しているか、手術が予定されているのであれば、避けるべきでしょう。

また、もしあなたが妊婦か母乳育児中であるならば、同様に推奨しません。

加えて、あなたの使う製品が定評のある会社のものであるかどうか確認することも大切です。

多くのパウダルコサプリメントはブラジルの角材工場のおがくずから作られているともいわれ、それは全く違う種類の木であり、パウダルコの有効成分は一切入っていません。(参考1, 参考2)

もしパウダルコの使用を検討されているのであれば、まずかかりつけ医に相談しましょう。


Point: 臨床研究の不足により、パウダルコの全体としての安全性はほとんどわからないままです。もし使うことに興味があるのであれば、必ずかかりつけ医に事前に相談をし、信頼のおける会社から出ているサプリメントを購入してください。


まとめ

パウダルコは熱帯の樹木の内樹皮から作られているサプリメントです。

試験管と動物での実験では樹皮が特定の感染症を治療し、炎症を抑えることを助けると示唆されていますが、人間での研究が不足しています。

それゆえ、パウダルコエキスの効果と安全性はまだ大部分が不明のままです。

もしこのサプリメントを試すことに興味があるのであれば、注意してください。

パウダルコをサプリメントで試してみたい場合、信頼性の高いメーカーの商品としては「NOW Foods パウダルコ」などがあります。

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