ヒアルロン酸の驚くべき7つのメリットとは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説

Written by alloeh編集部

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ヒアルロン酸の7つの驚くべきメリット

ヒアルロナンとしても知られるヒアルロン酸は体内で自然に精製される透明でべたつく物質です。

多くの量が肌や結合組織、目に存在します。

その主要な機能は水分を組織に保持し潤滑性を良くし湿潤性を保つようにすることです。 

ヒアルロン酸はいくつもの使い方があります。
多くの人はサプリメントとして摂取しますが、局所的な美容液、目薬、注射としても使われます。

今回の記事では、7つの科学的に裏付けされたヒアルロン酸のメリットについて紹介します。

1. より健康でしなやかな肌の促進

ヒアルロン酸サプリメントは肌の見た目や感触をよりしなやかにします。
およそ半分のヒアルロン酸が体内で肌に存在し、水分と結びついて湿気を保持するのに役立っています(参考)。 

しかしながら、自然な加齢や太陽からの紫外線にさらされたり、たばこの煙や汚染が肌のヒアルロン酸の量を減少させる可能性があります(参考1 , 参考2)。
ヒアルロン酸サプリメントを摂取して余分な量を与え皮膚内に取り込むことによりこの減少を抑える可能性があります(参考1, 参考2)。 

1日に120ミリグラムから240ミリグラムを最低一ヶ月摂取すると大幅に肌の水分量を増加させ肌の乾燥を減らすことが示されています(参考)。
水分が多い肌はまたしわの見た目を目立たなくし、いくつかの研究でヒアルロン酸を補うことで肌の見た目をスムーズにすることの説明となっているかもしれません(参考1, 参考2)。
肌の表面に使用された場合、ヒアルロン酸美容液はしわ、赤み、皮膚炎を減らすかもしれません(参考1, 参考2, 参考3)。 

皮膚科医の中にはヒアルロン酸の詰め物を注射し肌を張りがあり若く見せています(参考1, 参考2)。 

Point: ヒアルロン酸サプリメントは肌の水分を増やし肌の細かい線やしわを目立たなくする可能性があります。局所的に使用すると赤みや皮膚炎を和らげ、注射すると肌をしっかり張りのある見た目にする可能性があります。


2. 傷の回復を早める可能性

ヒアルロン酸は傷の回復に重要な役割を担っています。 

ヒアルロン酸は自然状態で肌に存在しますが、その濃度は回復すべき傷があるときに増加します。
ヒアルロン酸は傷の回復を炎症のレベルを制御し体にダメージを受けた領域により多くの血管を構築するよう促すことで早めます(参考1, 参考2)。
偽薬を使ったり何もしない場合に比べ、ヒアルロン酸を傷のある肌に適用すると傷の大きさを小さくし痛みを減らす速度が速くなることが示されています(参考1, 参考2, 参考3, 参考4)。 

ヒアルロン酸には抗菌性もあるため、開いている傷口に直接適用することで乾癬のリスクを減らすことができます(参考1, 参考2)。
さらに、口内で局所的に使われた場合、歯肉疾患との戦い、手術後の回復の加速、潰瘍の排除に効果的です(参考)。
ヒアルロン酸美容液やジェルについての研究が確実であるのに対し、ヒアルロン酸サプリメントが同じ効果を生むかについては研究がありません。

しかしながら、口から摂取するサプリメントが肌のヒアルロン酸のレベルを高めることから、同じ効果が得られると考えるのは妥当です。 

Point: ヒアルロン酸を開いた傷口に適用すると回復の速度が上がります。サプリメントとして摂取した場合の効果が同じかどうかは不明です。


3. 骨の間の潤滑性をよくすることで関節の痛みを和らげる

ヒアルロン酸は関節にも存在し、骨の間の空間の潤滑性をよくしています(参考)。
関節の潤滑性が良いと、骨はお互いに擦れ合うことが少なくなり不快な痛みが発生することが減ります。

ヒアルロン酸サプリメントは長期にわたる関節の摩耗によって引き起こされる変形性関節炎の人に非常に役に立ちます。
80ミリグラムから200ミリグラムを毎日最低2ヶ月以上摂取すると、特に40歳から70歳の間の人で変形性関節炎の人の膝の痛みが大きく減ります(参考1, 参考2, 参考3, 参考4)。 

ヒアルロン酸は、痛みを減らすために関節に直接注射されることもあります。

しかしながら、12,000人以上の成人を調査したところ、ささやかな痛みの減少しかなく大きな副作用のリスクがあります(参考)。 

いくつかの研究では口からのヒアルロン酸サプリメントの摂取と注射を併行して行うと、痛みを和らげる効果を伸ばし注射を行うインターバルを伸ばすことができる可能性があるとしています(参考)。 

Point: ヒアルロン酸サプリメントは変形性関節炎の人の関節の痛みを減らすのに効果的です。注射も行われますがリスクがある可能性があります。


4. 酸逆流の症状を和らげる

新しい研究ではヒアルロン酸サプリメントが酸逆流の症状をやわらげるのを助ける可能性があるとしています。 

酸の逆流が起こるとき、胃の内容が喉へと逆流し、食道の内壁に痛みとダメージを起こします。
ヒアルロン酸は食道の内壁のダメージを和らげ、回復を早めるのを助けるかもしれません。

ある研究ではヒアルロン酸とコンドロイチン硫酸を混ぜたものを酸でダメージを受けた喉の組織に適用すると、何も治療しない場合に比べてはるかに早く回復することがわかりました(参考)。
人間での研究でも同じ効果が示されています。
ヒアルロン酸とコンドロイチン硫酸のサプリメントを酸を減らす薬と一緒に使うと、酸を減らす薬だけで使う場合よりも逆流の症状を60%減らすことがわかりました(参考)。 

もう1つの研究ではこのサプリメントは偽薬に比べて酸逆流の症状を減らすのに5倍効果的だとしています(参考)。 

この分野の研究は比較的新しく、同様の結果を示すより多くの研究が必要です。
いずれにせよ、結果は確実です。

Point: ヒアルロン酸とコンドロイチン硫酸の組み合わせのサプリメントは人によっては酸逆流の症状を和らげるのを助ける可能性があります。


5. ドライアイと不快感を和らげる

およそ七人に一人の老人が涙の生成の減少や涙が早く蒸発しすぎることによりドライアイの症状を持っています(参考)。 

ヒアルロン酸は保湿をするのに優れた効果を持っているため、ドライアイの治療によく用いられます。
0.2%から0.4%のヒアルロン酸を含む点眼薬はドライアイの症状を減らし目の健康を改善します(参考1, 参考2, 参考3)。
ヒアルロン酸を少しずつ放出しドライアイの治療に使用可能なコンタクトレンズも開発中です(参考1, 参考2)。 

それに加え、ヒアルロン酸の目薬は炎症を抑え傷の回復を促進するために目の手術中に頻繁に用いられます(参考1, 参考2)。
直接目に適用することがドライアイの症状を減らし目の総合的な健康を改善する一方、口からサプリメントの形で摂取した場合に同じ効果があるかは不明です。

今のところ、ヒアルロン酸サプリメントのドライアイに対する効果の研究はありませんが、将来的な研究分野の一つかもしれません。 

Point: ヒアルロン酸は自然に目の中に存在しドライアイの症状を和らげる原料としてよく用いられます。サプリメントの形で摂取した場合に同じ効果があるかどうかは不明です。


6. 骨を強く保つ

新しい動物研究においてヒアルロン酸サプリメントの骨の健康に関する研究が始まっています。 

2つの研究においてヒアルロン酸サプリメントはラットにおける骨粗鬆症に先行する骨減少症の進行速度を遅くすることが見つかりました(参考1, 参考2)。 

試験管の研究でも高用量のヒアルロン酸が新しい骨組織を構築する細胞である骨芽細胞の働きをよくすることが示されています(参考1, 参考2)。 

人間の骨の健康への効果はまだ研究されていないものの、動物や試験管での研究は確実です。

Point: 動物と試験管での研究でヒアルロン酸を高用量適用すると骨の減少を予防することが示されていますが、まだ人間で行われた研究はありません。


7. 膀胱の痛みを予防する可能性

およそ3%から6%の女性が間質性膀胱炎と呼ばれる症状に悩まされています(参考)。
この障害は腹痛と圧痛を起こし、かつ強く頻繁に排尿したくなる衝動を引き起こします(参考)。
間質性膀胱炎の原因は不明ですが、ヒアルロン酸をカテーテルを介して膀胱に直接注射すると、この状態に関わる痛みと頻繁な排尿を和らげることがわかっています(参考1, 参考2, 参考3)。 

なぜこれらの症状を和らげるのをヒアルロン酸が助けるのかはわかっていませんが、研究者たちはそれが膀胱のダメージの修復を助けることにより痛みに対して敏感でなくなるのではないかと仮定しています(参考1, 参考2)。 

まだ口からのヒアルロン酸サプリメントが膀胱内に同じ効果を発揮するのに十分な量のヒアルロン酸を増やすかどうかは研究がありません。

Point: ヒアルロン酸はカテーテルで直接膀胱に注入されると膀胱の痛みを和らげますが、口から摂取した場合に同じ効果があるかどうかは不明です。


ヒアルロン酸を摂取して起きえる副作用と注意事項

ヒアルロン酸は一般的には非常に安全であり、副作用はいくつかしか報告されていません。
人体が自然とそれを生産しているため、アレルギー反応は非常にまれです。

ある60人の変形性関節炎の人々に対する研究では200ミリグラムを毎日1年に渡って与えましたが、悪い副作用は報告されませんでした(参考)。
しかしながら、妊娠中や授乳中の影響については全く研究されておらず、これらに属する人々は注意し摂取を避けるべきです。

がん細胞はヒアルロン酸に敏感でサプリメントを摂取することで成長が早くなるという証拠もあります(参考1, 参考2)。
このため、がんあるいは以前がんだった人々はヒアルロン酸のサプリメントを避けるように一般的に勧められています(参考)。 

ヒアルロン酸の肌や関節への注射は副作用の高いリスクがあります。

しかしながら、悪い反応のほとんどはヒアルロン酸そのものというより注射の手順にあります(参考1, 参考2)。 

Point: ヒアルロン酸は一般的にはサプリメントとして使う際には一般的には非常に安全ですが、妊娠中、がん患者、あるいは以前がんだった人々は摂取するのを避けた方が良いかもしれません。


まとめ

ヒアルロン酸サプリメントはほとんどの人にとっては安全であり健康上の利点があります。 

ヒアルロン酸は肌への効果があり、特に乾燥肌を軽減し、細かい線やしわを減らし、傷の回復を早めてくれます。
それはまた変形性関節炎の人の関節の痛みを和らげるのを助ける可能性があります。

他の注目すべき応用範囲はヒアルロン酸目薬でドライアイを和らげたり、膀胱の痛みを減らすためヒアルロン酸を直接膀胱にカテーテル経由で注入するというものがあります。 

総合して、ヒアルロン酸は特に肌や関節に関係して様々な症状に対して効果のあるサプリメントです。

ヒアルロン酸をサプリで試してみたい方は、「ディアナチュラ ヒアルロン酸」から使用してみると良いでしょう。
ただし、重度の症状など適切な治療が必要とされる場合はサプリメントに頼らず、医療機関で診断を受けるようにしましょう。

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