日焼けによるダメージを感じていますか？
日焼け止めをうっかり塗り忘れて、屋外にでてしまった、なんてことはありませんか。そんなことをしたら残念ですが、確実に肌が赤くなり、痛みが出てきてしまいます。ただ、幸いなことに痛みがずっと続くことはありません。
日焼けとは、太陽からの紫外線によって起こる肌へのダメージのこと指します。
日焼けの症状は日光にあたってから数時間後に現れます。しかし、症状が全て現れるには24時間かかると言われています。皮膚がんにつながるような長い期間におよぶダメージは、症状が現れるまで数年かかることもあります。
日焼けによるダメージを受けた肌がどのように生まれ変わるのか一緒に学んでいきましょう。
ダメージが深刻なほど日焼けの跡は肌に残りやすいのでしょうか？
日焼けの跡が肌に残る期間はそのダメージの深刻さによって異なります。
軽度の日焼け
軽度の日焼けは、肌の赤みと痛みがでますが、おおよそ３～5日でおさまります。肌の再生により、日が経つにつれて皮がむけてきます。
中程度の日焼け
中程度の日焼けは痛みが増します。肌は赤くなり、腫れが出てきて、熱を持ちます。この程度の日焼けになると完全に治るまで約1週間はかかります。皮がむける期間も多少長引くかもしれません。
重度の日焼け
重度の日焼けになると医療機関の受診や、救急病院へ行く必要がでてくる可能性があります。痛みを伴う水ぶくれと真っ赤な肌が症状として現れます。完治するには2週間ほどかかるでしょう。
重度の日焼けの場合、病院に行く必要がなかったとしても、回復するためには自宅での療養が必要になってくるでしょう。
日焼けの症状が長引く要因
日焼けの症状が長引きやすくなる要因はいくつかあります。日焼けの症状の現れ方は人によって異なります。
一般的に、以下が通常症状が長引く重度の日焼けになりやすい要因です。
- 色白の肌
- そばかすがある、または髪の毛が赤、または金髪
- 午前10時から午後3時の間に日光にあたる（この時間は紫外線が最も強いです。）
- 高度が高い場所
- オゾン層
- 赤道の近くに住んだり、旅行にいくこと
- 日焼けサロン
- 日焼けをしやすくする薬（光感作性の薬）
日焼けによる肌の赤みはどれくらい続くのでしょうか？
日焼けによる肌の赤みは日光にあたってから約2時間から6時間後に現れます。赤みが最も目立つようになるのは約24時間後で、その後一日から二日で赤みは引いていきます。
日焼けの程度が重くなるほど、赤みが引くのに時間がかかります。
日焼けによる痛みはどれくらい続くのでしょうか？
日焼けによる痛みは通常日光にあたってから6時間以内に始まり、24時間後頃にピークを迎えます。痛みは通常48時間後には引いています。
痛みがつらい時はイブプロフェン（モートリン、アリーブ）またはアスピリン（バファリン）などの処方箋なしで購入できる薬で痛みをやわらげることができます。
患部に冷湿布をあてるのも痛みをやわらげるのに良いかもしれません。
冷湿布はアマゾンなどの通販サイトで購入することができますよ。
日焼けによる腫れが引くまでどのくらいかかりますか？
日焼けよる腫れは二日ほど続きますが、重度の日焼けになるとそれ以上続くことがあります。イブプロフェンのような抗炎症剤を服用したり、ステロイド入りのクリームを塗って腫れを抑えることができます。
日焼けによる水ぶくれは治るまでどれくらいかかりますか？
中程度から重度の日焼けによる水ぶくれは紫外線にあたってから6時間から24時間の間に現れますが、場合によっては二日ほどかかる時もあります。水ぶくれは中程度、または重度の日焼けにみられる症状なので、治るまでに一週間はかかると思われます。
水ぶくれができてしまった場合は、絶対に潰さないようにしてください。水ぶくれは肌を守り、ダメージを治すためのものです。潰してしまうと治りも遅くなってしまいますし、感染症を引き起こすリスクも出てきます。
もし、水ぶくれが自然に潰れてしまったら、その部分を石鹸と水できれいに洗い、湿布をすると良いでしょう。水ぶくれは治りを早くするためにも日光にあてないようにしましょう。
日焼けによる皮むけはどれくらいでおさまりますか？
肌は通常日焼けから三日経つとボロボロと皮がむけ始めます。皮がむけ始めるとそれが数日続きます。
一般的に、肌が完全に元の状態に戻ると皮むけもなくなります。軽度から中程度の日焼けの場合一週間ほどでおさまりますが、その後も数週間は軽い皮むけが続くことがあるかもしれません。
たくさん水を飲んで、肌をダメージから早く回復させましょう。
皮がむけている肌から古い皮を取る時はゆっくりとやさしくおこなってください。無理に引っ張ったり、はがしたりしないでください。皮は自然とはがれていきます。新しい肌は柔らかく繊細で、刺激にはより敏感です。
温かい湯船につかって、古い皮膚を柔らかくしてみましょう。肌を保湿することも効果的ですが、保湿剤が肌をひりひりさせないように気を付けてください。ワセリンを使ってみても良いでしょう。
絶対に皮を無理に引っ張ったり、取ったりしないでください。
日焼けによる湿疹はどれくらいでおさまりますか？
日焼けによる湿疹は日光にあたってから6時間以内に現れ、日焼けの程度によってですが、おさまるまで3日ほどかかります。
患部に冷湿布を貼ったり、アロエのジェルを塗ったりして肌を滑らかにし、湿疹を早く治しましょう。
光線過敏症の症状はどれくらい続きますか？
光線過敏症とは英語でサンポイズニングと言われますが、実際に体に毒が入るわけではありません。かなり重度な日焼けの状態を光線過敏症または多形日光疹と呼びます。
症状は以下の通りです。
- 湿疹
- 水ぶくれ
- 速脈
- 吐き気
- 嘔吐
- 発熱
光線過敏症の症状が出た場合は医療機関を受診して治療を受けてください。症状が重い場合は治るのに10日から数週間かかることがあります。
医療機関の受診のタイミング
もし、日焼けした後に発熱した場合はすぐに医療機関を受診してください。ショック症状、脱水症状、熱疲労の症状に注意してください。加えて以下の症状にも注意が必要です。
- めまい
- 速脈
- 極度の喉の渇き
- 尿が出ない
- 吐き気や嘔吐
- 寒気
- 体の部分覆うような大きな水ぶくれ
- 感情や思考の混乱
- 水ぶくれに膿、腫れ、圧痛などの感染症の症状がみられる
日焼けから肌を守る方法
日焼けによって現れる症状は一時的なものですが、肌やDNAへのダメージは永久的です。日焼けの長期間にわたる肌への影響としては、早期老化、シワ、日焼けによるシミ、そして皮膚がんなどがあります。たった一度の日焼けが後に体に悪影響を及ぼすのです。
日焼け止め、帽子、サングラスを使いそして紫外線から肌を守る服装で外出するようにしましょう。
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