はじめに
- 美肌、美白を目指したい
- 動脈硬化や高血圧、癌など生活習慣病を防止したい
- ダイエットの効果を出したい
このような悩みや要望は、クロロフィル(葉緑素)を摂取することで解決できる可能性があります。クロロフィル(葉緑素)には肌の回復や血液強化、体重減少などの効果があるとされているためです。
本記事ではクロロフィル(葉緑素)の効果・効能や含まれている食材、副作用を解説します。
クロロフィルとは?
クロロフィルには、植物を青々しく元気にするという大切な役割があります。また身体においては有益なビタミンや抗酸化物資、身体を回復させる力もあります。 クロロフィルは野菜や果物、サプリメントから摂取することができます。
野菜や果物に含まれているクロロフィルは少量なためサプリメントで摂るほうが効果的です。また、クロロフィルは脂溶性ですが、消化吸収されることはありません。
効果・効能は以下のとおりです。
- 免疫系を刺激する
- 体内の菌類を除去する
- 血液の解毒作用
- 腸をきれいにする
- 悪臭を取り除く
- 身体を活性化
- がん予防
しかし、実際にクロロフィルがこのように健康改善するのかどうかの研究結果はさまざまです。クロロフィルや漢方薬、サプリメントを摂取する前には必ずかかりつけ医に相談しましょう。すでに服用している薬があったり、健康上の問題がある場合は、予期せぬ副作用が起きる可能性があります。
クロロフィル(葉緑素)が含まれている食材
クロロフィル(葉緑素)は以下のような食材に豊富に含まれています。
- スプラウト
- ほうれん草
- キウイ
- 大麦若葉
- 植物性プランクトン(スピルリナ、クロレラなど)
一番クロロフィルの効果があるのは大麦若葉
ウィートグラス(小麦若葉)は一部の疾患に対して優れた代替治療となるとされています。ウィートグラスのジュースを用いた治療に関するレビューでは、次のような場合で役立つ可能性があると考えられています。
・抗ガン治療
・潰瘍治癒
・肝臓の解毒作用
・便通改善
・虫歯予防
クロロフィル(葉緑素)の効果・効能とは?
この章ではの効果・効能を紹介します。には下記の効果が期待されています。
- 肌の回復
- 血液強化
- 体重減少
- 解毒作用
それでは、効果・効能の詳細を見ていきましょう。
肌の回復
クロロフィルは肌の創傷の炎症や細菌増殖を減らすとされています。2008年の創傷治療の研究のレビューでは、他の治療法よりもパパイン尿素クロロフィリン含有の市販の軟膏の方が効果的であることが判明しました。
この軟膏により痛みや回復期間も半分に減らすことができました。病院ではこの軟膏を処方することができます。クロロフィルは、軽~中程度のニキビにも効果的です。2015年の研究では、肌に大きい毛穴やにきびのある対象者にクロロフィリンの局所ジェルを3週間塗ってもらうと、肌の改善が見られたとしています。(参考)
血液の改善
液状のクロロフィルは、赤血球の質を改善するという意見もあります。 2005年のパイロット研究では、約70%のクロロフィルを含有するウィートグラス(小麦の草)により、血液の病気であるサラセミアの患者に必要な輸血の回数を減らすことができたとしています。
しかし、この研究の著者はこの輸血量が減った理由がクロロフィルなのかどうかは結論付けていません。 ウィートグラスの臨床専門家であるクリス・レイノルド博士はこの効果はクロロフィルよりもウィートグラスそのものから来ていると考えています。
ウィートグラスがどのように赤血球に影響しているのかは不明です。しかしクロロフィルは、ウィートグラス抽出生成の間に破壊されると考えられています。
デトックスとがん
クロロフィルとクロロフィリンのがんへの効果についてさまざまな研究がされてきました。ある動物実験では、クロロフィルは肝腫瘍発症を29%~63%、胃腫瘍発症は24%~45%減らすことが分かりました。(参考)
ヒトでの検証はつい最近実施されたところです。4名の有志を対象に行った小規模な研究では、クロロフィルはがんを起こす化合物として知られるアフラトキシンの取り込みを制限することを示唆しました。
インターナショナル・ビジネス・タイムスによれば、肝臓がんに対するクロロフィリンの効果について中国で行われた臨床試験があるということです。この試験はクロロフィリン摂取によりアフラトキシン・バイオマーカーが55%減少したという過去の研究結果に基づいています。
体重減少
液状クロロフィリンについてもっともよく知られている効果は体重減少効果です。 ある研究では、クロロフィル含有の緑葉植物の膜のサプリを毎日摂取したグループは、摂取しなかったグループよりも、著しく体重が減少したことがわかりました。 またこのサプリメントにより悪玉コレストロール値も低下したことが判明しました。(参考)
クロロフィル(葉緑素)の副作用とは?
クロロフィル(葉緑素)の摂取による副作用はほとんどないとされています。しかし、大量摂取してしまうと症状が悪化したり、下記のような副作用を引き起こしたりする可能性があります。
- 消化不良
- 下痢
- 消化管出血
妊娠中や授乳中の女性へのクロロフィル摂取の効果についての研究はありません。摂取する前には必ず主治医に確認してください。またクロロフィルは、現在服用中の薬に対する阻害作用を起こす可能性があります。まだ、明確な研究結果は出ていませんが、サプリメントなどを摂取する際は注意しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?こちらではクロロフィル(葉緑素)の効果・効能や含まれている食材、副作用を解説しました。クロロフィル(葉緑素)には下記の効果・効能がある可能性があります。
- 抗酸化作用
- デトックス効果
- 基礎代謝アップ
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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