オレイン酸とは？エビデンスをもとに効果や副作用を解説

Written by alloeh編集部

最終更新日：2021/02/14

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オレイン酸

概要と情報

オレイン酸はLDL（悪玉コレステロール）の上昇を防ぐとされている成分です。不飽和脂肪酸と呼ばれ、オメガ9（n-9）系脂肪酸に属し、体で作ることができます。

また、食品にも含まれおり、オリーブオイルやキャノーラ油（なたね油）など食用油に豊富に含まれています。

効果・効能は下記と示唆されています。

・心臓病の予防

・コレステロールの低下

・美肌効果

これらの他の用途を裏付ける確証的な科学的根拠は報告されていません。

用途と効果

それでは、具体的にオレイン酸の効果・効能を紹介します。

心臓病のリスクの緩和

オレイン酸は善玉コレステロールの値を維持しながら、かつ悪玉コレステロールの値の上昇を防ぐ効果があります。また、血液をサラサラにする効果もおあるとされています。そのため、コレステロールの値が気になっている方にはおすすめです。研究結果によると、飽和脂肪の量が多い食事性脂肪の代わりに、約20グラム（1.5杯）のオレイン酸を含む食用油を使用すると、心臓病のリスクを減らすことができる可能性があります。

美肌効果

オレイン酸は肌の乾燥を防ぐ効果があるとされています。また、シミやシワ、ニキビなど肌トラブルを誘発する活性酸素の生成を防ぐことができます。そのため、美肌を維持したい方や肌トラブルで悩んでいる方におすすめです。

効果・効能があるとされていますが、確証が不十分とされているのが下記の症状です。

・虚血性心疾患

・老人性認知症

・循環器疾患

・脳疾患

・アルツハイマー病

・乳癌

・リウマチ性疾患

副作用と安全性

オレイン酸は食品で摂取すると健康に良いと言われています。しかし、サプリメントなどの食品以外でオレイン酸を摂取した際の安全性については未だ十分に信頼できる情報はありません。そのため、健康に良いからといって過剰摂取することは控えましょう。また、妊娠中・授乳中にオレイン酸が体に安全か否か信頼できる情報がないため安全性を考えて摂取してください。