オトメアゼナ(バコパモニエラ)とは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説

alloeh編集部

最終更新日:2020/04/03

バコパモニエラ成分解説

オトメアゼナの7つの新たなメリット

オトメアゼナ(バコパモニエラ)は、乙女畦菜、ウォーター・ヒソップ、タイムリーブズ・グラティオラ、または恵みのハーブとも呼ばれ、伝統的なアーユルヴェーダ医学における主要な植物です。

湿度の高い熱帯の環境で成長し、水中で繁殖する能力があるので、アクアリウムとして水槽で育てることも人気があります。(参考

オトメアゼナは、記憶力アップ、不安の軽減、てんかん治療など、さまざまな目的で何世紀にもわたりアーユルヴェーダの開業医によって使われてきました。(参考

事実研究によって、脳機能を高めたり、不安やストレスなどを軽減できたりすることが示されています。

オトメアゼナのバコサイドと呼ばれる強力な種類の化合物は、これらのメリットに大きく関わっていると考えられています。

オトメアゼナの7つの新たなメリットについてご紹介します。

1.強力な抗酸化物質が含まれている

抗酸化物質は、フリーラジカルと呼ばれる、潜在的な有害分子によって引き起こされる細胞のダメージから保護する役割の物質です。

研究によると、フリーラジカルによって引き起こされるダメージは、心臓病、糖尿病、特定のがんなど、多くの慢性疾患に関係していることが示唆されています。(参考

オトメアゼナには、抗酸化作用を持つ強力な化合物が含まれています。(参考

たとえば、オトメアゼナの主要な活性化合物であるバコサイドは、フリーラジカルを中和し、脂肪分子がフリーラジカルと反応してしまうのを防ぐと示されています。(参考

脂肪分子がフリーラジカルと反応すると脂質過酸化反応と呼ばれるプロセスが発生します。脂質過酸化反応は、アルツハイマー病、パーキンソン病、もしくはその他の神経変性の疾患などの健康状態に関連していることがあります。(参考1参考2

オトメアゼナは、このプロセスによって引き起こされるダメージ防止に役立つ場合があるのです。

たとえば、認知症のラットをオトメアゼナで治療すると、フリーラジカルによるダメージが減少し、記憶障害の兆候が逆転することが研究で示されました。(参考


まとめ オトメアゼナにはバコサイドと呼ばれる抗酸化物質が含まれており、特に脳において抗酸化作用があることが示されています。


2.炎症を軽減することがある

炎症は身体の自然な反応で、治癒に向けて病気と戦う役割があります。

しかし慢性の低レベル炎症になると、がん、糖尿病、心臓および腎臓病などの多くの慢性疾患に関連しています。(参考

試験管内の実験では、オトメアゼナは炎症性の免疫反応を刺激する分子である、炎症性サイトカインの放出を抑制するような反応を見せたということです。(参考1参考2

また、試験管内や動物試験で、シクロオキシゲナーゼ、カスパーゼ、リポキシゲナーゼなどの酵素を阻害しました。これらの物質はすべて、炎症や痛みに重要な役割を果たしています。(参考1参考2参考3

さらに動物実験では、オトメアゼナは、ジクロフェナクやインドメタシンに匹敵する抗炎症効果を示しました。この2つは、一般的に炎症の治療に使われる非ステロイド性の抗炎症薬です。(参考1参考2参考3

しかしながら、オトメアゼナが人間の炎症を軽減できるかどうかを判断するためには、より多くの研究が必要です。


まとめ 試験管や動物実験での研究は、オトメアゼナが強力な抗炎症作用を持ち、炎症を誘発する酵素とサイトカインを抑制することを示しています。


3.脳機能を高める可能性がある

研究では、オトメアゼナが脳機能の強化に役立つ可能性があることが示唆されています。

たとえば、あるマウスの研究では、オトメアゼナを補充することで、空間学習能力と情報の保持能力が向上したことが示されました。(参考

同じ研究では、脳の樹状突起の長さと枝分かれが増加することも発見されました。樹状突起は、学習と記憶に密に関連している脳の神経細胞の一部です。(参考

さらに、46人の健康な成人を対象とした12週間の研究では、1日300 mgのオトメアゼナを摂取すると、プラセボと比較して、視覚情報の処理、学習率、記憶力、および情報の処理速度が大幅に改善されました。(参考

60人の高齢者が対象である別の12週間の研究では、オトメアゼナの抽出物300 mgまたは600 mgを毎日摂取すると、プラセボと比較して、記憶力、注意力、および情報の処理能力が向上することが判明しました。(参考


まとめ 動物実験または臨床研究で、オトメアゼナが記憶力、注意力、および視覚情報を処理する能力の改善に役立つ可能性があることが示されています。


4. ADHDの症状の軽減に役立つ場合がある

注意欠陥多動性障害(ADHD)は、多動性、衝動性、または不注意などの症状を特徴とする神経発達障害です。(参考

興味深いことに、オトメアゼナがADHD症状軽減に役立つことが研究により示されています。

6-12歳の31人の子どもを対象としたある研究では、オトメアゼナの抽出物225 mgを半年にわたり毎日服用すると、85%の子どもで焦燥感、自制心の低下、不注意、衝動性などのADHD特有の症状が大幅に減少したことが判明しました。(参考

ADHDの子ども120人を対象とした別の研究では、125 mgのオトメアゼナを含むブレンドハーブを摂取するとプラセボ群と比べ、注意力、認知力、衝動のコントロールが改善されることが観察されました。(参考

これらの発見は有望ではありますが、ADHD治療にオトメアゼナを推奨する前にはその効果を調べるためさらに大規模な研究が必要です。


まとめ オトメアゼナは、焦燥感や自制心などのADHD症状の軽減に役立つ可能性がありますが、より大規模な臨床研究が必要となります。


5.不安やストレスを防ぐことができる

オトメアゼナは不安やストレスを防ぐのに役立ち、順応性のあるハーブと考えられています。つまり、ストレスに対する身体の抵抗力を高めます。(参考

研究では、オトメアゼナは気分を高め、ストレスに密に関連しているホルモンのコルチゾールを下げることで、ストレスと不安の軽減に役立つことが示唆されています。(参考

げっ歯類動物の研究では、オトメアゼナが不安の治療に使用される処方薬であるロラゼパム(ベンゾジアゼピン)に匹敵する抗不安効果を持っていることが示されました。(参考

ただし、オトメアゼナをめぐる不安に関する臨床研究では、結果が混在しています。

たとえば、2つの12週間の臨床研究では、1日300 mgのオトメアゼナを摂取すると、プラセボと比較して、成人の不安と抑うつのスコアが大幅に改善することがわかりました。(参考1参考2

しかし、別の臨床研究では、オトメアゼナによる治療は不安になんら影響を与えないことがわかりました。(参考

ストレスや不安への影響を確認するには、より大規模な臨床研究が必要となります。


まとめ オトメアゼナは、気分を高めコルチゾールを下げることで、ストレスと不安を軽減するのに役立つ可能性があります。ただし、臨床研究ではさまざまな結果が示されています。


6.血圧を下げるのを助ける可能性がある

高血圧は心臓と血管に負担をかけるため、深刻な健康問題です。あなたの心臓の働きを弱め、心臓病のリスクを高める可能性があります。(参考1参考2

研究によると、オトメアゼナは血圧を健康な範囲内に保つのに役立つ可能性があります。

ある動物研究では、オトメアゼナは収縮期血圧(上の血圧)と拡張期血圧(下の血圧)の両方を下げました。これはオトメアゼナが、血管を拡張するのに役立つ一酸化窒素を放出することで血流を改善し、血圧を低下させる結果になりました。(参考1参考2

別の研究では、オトメアゼナがラットの高血圧レベルを大幅に低下させたが、正常な血圧レベルのラットでは効果がなかったことが示されています。(参考

しかし、健康な高齢者54人を対象とした12週間の研究では、1日300 mgのオトメアゼナを摂取しても血圧レベルに影響はないことがわかりました。(参考

現在判明しているのは、オトメアゼナは高血圧の動物の血圧を下げる可能性があるということです。しかし、これらの効果を確認するにはより多くの臨床研究が必要です。


まとめ オトメアゼナは、高血圧の動物の血圧を下げるのに役立つ可能性があります。しかし、この分野での臨床研究はまだ十分ではありません。


7.抗がん特性がある

試験管と動物の研究により、オトメアゼナは抗がん特性を持っている可能性があります。

オトメアゼナの活性化合物であるバコサイドは、試験管での研究で攻撃的な脳腫瘍細胞を殺し、乳がんおよび大腸がんのがん細胞成長を阻害することが示されています。(参考1参考2参考3

さらにオトメアゼナは、動物実験や試験管の研究で皮膚や乳がんのがん細胞を死滅へと誘発しました。(参考1参考2

研究によると、高レベルの抗酸化物質とオトメアゼナのバコサイドなどの化合物が、がんと戦う特性に関与している可能性があります。(参考1参考2

これらの結果は試験管および動物実験からのものであることに注意しなければなりません。 オトメアゼナとがんに関する臨床研究がさらに進められるまで、それを治療として推奨することはできません。


まとめ オトメアゼナは、試験管および動物実験でがん細胞の成長と拡散を防ぐことが示されていますが、これらの効果を確認するには臨床研究が必要です。


オトメアゼナの副作用

オトメアゼナは安全と考えられていますが、一部の人では副作用を引き起こす可能性があります。

たとえば、吐き気、胃けいれん、下痢などの消化器症状を引き起こす可能性があります。(参考

さらに、妊娠中における使用の安全性を評価した研究がないため、オトメアゼナは妊娠中の女性には推奨されません。(参考

最後に、痛みを和らげる目的でも使用されるアミトリプチリンを含む特定の薬剤と相互作用する可能性があります。(参考

薬を服用している場合は、オトメアゼナを服用する前に医師に相談してください。


まとめ オトメアゼナは基本的に安全ですが、一部の人は吐き気、胃けいれん、下痢を経験するかもしれません。妊娠中の女性はこのハーブを避け、薬を服用している人は服用する前に医師に相談する必要があります。


オトメアゼナの摂取方法

オトメアゼナは、オンラインや健康食品店で購入できます。

カプセルや粉末など、いくつかの形態で利用できます。

臨床研究におけるオトメアゼナ抽出物の一般的な投与量は、1日あたり300〜450 mgの範囲内です。(参考

ただし、推奨用量は製品によって大きく異なります。投与量について質問がある場合は、医師や薬剤師など資格のある専門家に相談して、安全性を確保してください。

粉末状のオトメアゼナをお湯に加えて、心休まるお茶を作ることができます。また、バターの一種であるギーと混ぜ、ぬるま湯に加えてハーブ飲料を作ることもできます。

オトメアゼナはほとんどの人にとって安全であると考えられていますが、服用前に医師に相談して、安全性と適切な使用法を確認してください。


まとめ オトメアゼナはいくつかの形で入手できますが、最も一般的にはカプセルの形で摂取されます。典型的な用量の範囲は1日あたり300〜450 mgです。


結論

オトメアゼナは、さまざまな病気に対する古代アーユルヴェーダの薬草療法です。

臨床研究では、脳機能を高め、ADHD症状を治療し、ストレスと不安を軽減する可能性が示されています。さらに、試験管と動物実験の研究では、抗がん特性を持ち、炎症や血圧を低下させることがわかっています。

これらの潜在的な健康上のメリットは有望ではありますが、人間におけるすべての効果を理解するためにはさらに多くの研究が必要です。

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