キョウニン(杏仁)とは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説

Written by alloeh編集部

最終更新日:

概要

アプリコットカーネル(杏仁)とは、アプリコットの内側にある硬い種もしくは核のことをさします。カーネル(仁)は、医療目的のオイルや薬品を作るために使われています。

癌の治療でアプリコットカーネルは、内服または静脈から注射する方法で用いられています。しかし、研究によるとアプリコットカーネルには安全上の懸念があり、癌の治療には役立たないようです。

アプリコットカーネルエキスは、リキュールの香料として使われます。

アプリコットの作用機序

アプリコットカーネルには、アミグダリンとして知られる有毒な化学物質が含まれています。体内でアミグダリンは有毒なシアン化物に変換されます。

もともと、アミグダリンはまず最初に癌細胞の中に取り込まれて有毒なシアン化物に変換されると考えられていました。そのため、アプリコットカーネルが癌の治療に使えるのではないかと注目されていました。有毒なシアン化物が腫瘍だけに効くと期待されていたのです。

しかし、研究からこれは間違っていると証明されました。実際には、アミグダリンは胃でシアン化物に変換されます。その後、シアン化物は体全体に行き渡り、死を含む深刻な影響を引き起こす可能性があります。

用途

おそらく無効

  • 癌:アプリコットカーネルやアミグダリン(レアトリル)を服用しても、癌の治療に役立つとは思えません。 

副作用

アプリコットカーネルを経口摂取したり、静脈注射(IV)で投与することはかなり危険です。アプリコットカーネルにはアミグダリンとして知られている有毒な化学物質が含まれています。体内では、アミグダリンはシアン化物に変換され、痙攣や呼吸障害、さらには死を含む深刻な副作用を引き起こす可能性があります。

特別な予防措置と警告: 

妊娠と授乳:アプリコットカーネルは、妊娠中および授乳中の女性が服用するとかなり危険です。 安全のため、使用しないでください。

相互作用

現在のところ、アプリコットカーネルと相互作用を示すものに関する情報はありません。

用量

アプリコットカーネルの適切な用量は年齢や健康状態など、多岐の要因に依存します。現時点では、アプリコットカーネルの適切な用量範囲を決定づける十分な研究結果はありません。

天然由来の製品がは必ずしも安全であるとは限りません。用量が重要となる場合があることに注意してください。製品ラベルの指示に従い、使用前にかかりつけの薬剤師、医師、または他の医療専門家に相談してください。

Powered by Froala Editor

関連記事

関連商品