チャパラルとは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説

alloeh編集部

最終更新日:2020/05/22

チャパラル成分解説

チャパラルとは?

チャパラルはクレオソート・ブッシュから採取されるハーブで、アメリカ南部からメキシコ北部の砂漠に自生する灌木です。
ラレーラ・トライデンテイト、グリースウッドとも呼ばれ、漢方薬として数世紀に渡って使われてきました。(参考)

この植物は明るい黄色の花と薄い緑色の花を同時につけ、葉は樹脂質に覆われています。
しかしながら、その可愛らしい外見にも関わらず、チャパラルはカナダを含むいくつもの国で禁止されている、論争の的となるハーブなのです。(参考)

チャパラルは癌、関節炎、肺結核、皮膚病、風邪を含む50以上の病に効き目があるとされ、経口薬、エッセンシャルオイル、紅茶、ホメオパシーの調合薬として一般に販売されています。(参考)

この記事では、チャパラルの健康機能表示と安全性について再検討します。

チャパラルの効果とは?

研究は限定的ではありますが、チャパラル関係の健康機能表示は数多くあります。

抗癌の可能性

チャパラルは癌の経路に作用するかもしれない、強力な化合物をいくつも含んでいます。(参考1, 参考2)

特に、チャパラルの葉と茎はノルジヒドログアイアレチン酸(NDGA)を含んでいます。
ノルジヒドログアイアレチン酸は腫瘍退縮、つまり腫瘍の縮小に関係する効き目の強い抗酸化物質です。(参考1, 参考2, 参考3)

とある研究では、チャパラル由来のNDGAの局部的塗布を受けたマウスの発がん性物質の活動が、その塗布を受けていないネズミに比べ、顕著に低くなりました。(参考)

マウスと試験管による他の研究では、類似の抗酸化物質と抗がん効果がNDGAと関係していることが明らかになりました。(参考1,参考2,参考3)

しかしながら、肝不全を含む、チャパラルの安全上の懸念から、臨床実験は行われていません。

抗ウイルス効果

チャパラルハーブはヒト乳頭腫ウイルス(HPV)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、単純ヘルペスウイルス(HSV)の自己複製を妨げるとも言われています。

チャパラルはリグニンと呼ばれる数多くの異なったポリフェノールを含んでいて、そのポリフェノールは健康への恩恵をもたらす構成の植物です。チャパレルに含まれるリグニンは、転写因子Sp1つまりウイルス細胞の自己複製の原因を阻害すると信じられています。(参考1,参考2)

このように期待できる効果があるにも関わらず、チャパラルは、肝臓の合併症、下痢、そして発熱といった、特にHIVを含む免疫系への損傷を持つ人々に危険な効果を引き起こすかもしれません。(参考)

それに加えて、臨床研究に対する許可がないため、本当の効果を知ることが難しくなっています。

抗炎症効果

チャパレルは脂質過酸化を妨げることのできる抗酸化物質、NDGAを含んでいます。 脂質過酸化とはフリーラジカルと呼ばれる分子が脂質を攻撃する過程のことで、結果として細胞の損傷をもたらします。細胞の損傷は神経変性疾患といった慢性の病のリスクを増加させます。(参考)

NDGAは抗炎症の特質を持つと明らかにされており、関節炎や坐骨神経痛、頭痛、腹痛の症状を改善します。(参考)

とある小さな研究によれば、NDGAを経口摂取したラットに胃潰瘍と関節炎に関係する炎症の改善が見られ、それにはNDGAの強い抗酸化作用が貢献していました。(参考)

しかしながら、チャパラルの抗炎症作用についての臨床研究はありません。


Point: 小動物と試験管での研究はチャパラルが癌やHPV、そして炎症の病を治療することを手助けすると明らかにしています。しかしながら、この結果を支持する臨床研究はありません。


チャパラルの警戒すべき事項と副作用

歴史的な仕様にも関わらず、チャパラルは重要かつ危険な副作用を持っています。

中毒性

ほとんど全ての研究がチャパラルは重要な健康上のリスクを持っていると明らかにして下り、そのためこのハーブは多くの国で禁止されています。
アメリカ食品医薬品局(FDA)に毒草と指定されているにも関わらず、まだ米国内とネット上では販売が可能になったままです。(参考)

チャパラル由来のNDGAは、強力な抗酸化物質である一方で、薬や化学物質に由来する肝障害といった肝毒性を含んだ健康上の強い負の効果があることが明らかになっています。(参考1,参考2,参考3)

チャパラルと肝毒性のつながりが明らかになった一方で、そのメカニズムは不明瞭です。
NDGAは肝臓の毒を取り除く機能に作用しているのではないかといういくつかの仮説が立てられています。(参考)

1968年、NDGAはその有害可能性を原因として、「一般的に安全と認められる」というFDAの承認を失いました。
1992年には、非常に多くの肝不全の報告を原因として、FDAはチャパラルの安全上の危険を一般に警告しました。(参考)

こういった報告にも関わらず、チャパラルを安全とみなす論調があり、噂話の域を出ませんが、このハーブは数世紀に渡って肝不全の報告なく使われてきました。
さらに、いくつかの小規模な研究は少量のチャパラルの投与後にも肝不全の兆候が見られなかったとしています。(参考1, 参考2, 参考3)

それゆえ、いくつかの研究者は1990年代に肝不全が急激に観測されたことはおそらくチャパラルと組み合わさった他の要因に関係しているもの、つまりチャパラル単体のものではないと信じています。(参考1, 参考2)

これはほとんどのチャパラルサプリメントの副作用はNDGAの高い含有量が原因で起こっているということを明らかにしています。
チャパラルティーは一般的にNDGAの濃度が低く、副作用の報告は少ないです。

それでもやはり、多くの研究はチャパラルの過剰投与は容易に、そして少量で起きてしまうと報告しています。

投与量

現在はチャパラルの至適容量やその製品は確立していません。
ホメオパシーの希釈液やサプリメントといった特定の準備は肝臓への損傷リスクを高め、避けるべきとされています。(参考1, 参考2)

チャパラルティーはNDGA濃度が低い傾向があるとはいえ、使用されている葉の量や煮出していた時間によって毒性のリスクは依然としてあります。(参考)

それに加え、チャパラルの妊娠中と授乳中の安全性は未知数です。
いくつかの動物実験によれば、子宮収縮を誘発することが明らかになっています。
子供達もまたその高い毒性のリスクのために使用を避けるべきです。(参考)

肝不全もしくは腎不全のある人々はチャパラルの摂取を避けるべきであるのはもちろん、その状態を更に悪くするかもしれません。
最後に、チャパラルは薬物代謝を妨害するので、もしあなたが何か薬物治療をしているのなら、チャパラルは避けるのがベストです。(参考)

現実として、望まれず安全でもない副作用を避けるには、このハーブの摂取を完全に避けるべきです。


ポイント: チャパラルは少量であっても消費した際のその肝臓へ障害を与える効果で危険である可能性は高いです。安全上のリスクを考えれば、どんな形であれ、チャパラルは避けるのがベストです。


まとめ

チャパラルは多くの病気に効果のある万能薬として、数世紀に渡って使われてきたハーブです。
それはお茶やサプリメント、オイル、そしてホメオパシーの準備として売られています。
いくつかの国では禁止されているにも関わらず、アメリカやオンライン上ではまだ購入可能です。

いくつかの動物や試験管を用いた研究では、チャパラルの抗癌や抗炎症の効果を支持していますが、その人間への深刻な健康被害リスクを原因として、臨床研究はありません。

チャパラルの少量の消費であっても肝臓への毒性が明らかになっており、あなたに肝臓の移植を必要とするかもしれません。

よって、チャパラルの摂取は完全に避けるべきでしょう。

Powered by Froala Editor

  • 記事をシェア

この記事のライター

alloeh編集部

関連商品

関連記事