タンジン(丹参)の別名
シーシェン、チャイニーズレッドセージ、チャイニーズサルビア、ダンシェン、ファンケン、ピンマツァオ、ラシーネドサルビア、ラディックスサルビアエミルティオリザエ、ラディックスサルビエミルトリアエ、レッドルーテッドセージ、レッドセージ、セージミルティオリザ、サルビアボウェルヤナ、サルビアミルティオリザ、サルビアプルゼワルスキー、サルビアプルゼワルスキーマンダリニラム、サルビアルート、サルビアユナネンシス、サルビアエミルティオリザエ、セージルージュ、セージルージュシノワーズ、シュウェイツァオ、タンセン、ツタンケン
タンジンとは
タンジンはハーブです。根が製薬に使われています。
胸の痛み(狭心症)、心疾患、高血圧、糖尿病患者の視野障害(糖尿病網膜症)といった症状に効果があると言われ使われています。
作用機序は?
タンジンは血小板と血液凝固を妨げることによって血を薄める効果があります。
これにより血管が拡張し、血液循環を改善します。
タンジンの用法
以下の症状への使用については、十分なエビデンスがありません。
胸部の痛み(狭心症)
初期の研究では他の成分と同時にタンジンを6ヶ月摂取することにより、硝酸イソソルビドを投与している心臓病を持つ患者の胸部の痛みが減少ししたという結果が報告されています。
心臓病
いくつかの研究では、心臓病を患う方が他の成分とともにタンジンを毎日摂取することは痛みを和らげ、コレステロール値を下げ、心肺機能を改善すると報告されています。しかしながら、初期の研究は、毎日タンジンエキスを摂取してもコレステロール値と高血圧を併せ持っている成人の心臓病をリスクは改善されないという結果を出しています。
静脈における血栓(静脈血栓塞栓症もしくはVTE)
初期の研究は、他の成分とともにタンジンを毎日摂取することは、サリドマイドと呼ばれる抗がん治療を受けている人々の血栓のリスクを下げるということを明らかにしています。
肝損傷(肝硬変)
初期の研究ではキバナオウギとタンジンの混合物を一日おきに静脈注射することで、肝硬変患者の肝障害の指標を改善することが示されています。この改善がキバナオウギによるものなのか、タンジンによるものなのか、もしくはその組み合わせによるものなのかはまだ知られていません。
糖尿病患者の視野障害(糖尿病網膜症)
糖尿病による網膜障害のある患者の視力を改善するために、他の成分とともにタンジンを最長24週間服用することができるといういくつかのエビデンスがあります。
高コレステロール、血中の高脂質(高脂血症)
初期の研究では、30日の間、脂質低下のための治療にタンジン注射を追加すると、総コレステロール、低密度リポタンパク質(LDLまたは悪玉)コレステロール、高コレステロールの人のトリグリセリドと呼ばれる特定の血液中の脂肪が減少することが明らかになっています。
また、高密度リポタンパク質 (HDL または善玉) コレステロールの増加に役立つようです。
高血圧
初期の研究では、血圧を下げる薬と同時に、タンジン及び他の成分を服用することで、高血圧の人でもその薬を単独で服用するよりも血圧を下げる可能性があることを明らかになっています。
脳卒中
初期の研究では、血栓による脳梗塞(虚血性脳卒中)の後に、他の成分と一緒にタンジンを経口摂取するか、静脈注射(点滴)することで、脳機能が改善される可能性があることが示されています。
その他の症状
高血圧と尿中たんぱく質が特徴の妊娠合併症(子癇前症)
- にきび
- 打撲
- 糖尿病
- 湿疹(アトピー性皮膚炎)
- 動脈硬化
- 心臓発作
- 肥満
- うろこ状の皮膚のかゆみ(乾癬)
- 肝臓の炎症(肝炎)
- 膵臓の炎症(膵炎)
- 傷跡の治癒
これらの症状への効果を評価するには一層のエビデンスが必要とされます。
タンジンの副作用と安全性
経口摂取する場合
ほとんどの人の場合、経口摂取は安全である可能性が高いです。
かゆみや胃の不調、食欲の低下を吹くいくつかの副作用を引き起こす可能性があります。
点滴で与えられる場合
点滴で与えられる際、タンジンが安全であるかどうかについては、信頼性の高い情報が十分に揃っているとは言えません。
かゆみや胃もたれ、食欲不振と言った副作用を起こす可能性があります。
事前の注意及び警告
妊婦の方や授乳中の方
妊婦の方及び授乳中の方にタンジンが安全絵あるかどうかを知るための十分な、信頼に足る情報はありません。
安全を第一に、使用を避けてください。
出血性疾患の方
タンジンは出血のリスクを高める可能性があります。
出血性疾患のある方は使用しないべきでしょう。
低血圧の方
タンジンは血圧を下げる可能性があります。
理論上では、低血圧の方がタンジンを服用すると血圧が低くなりすぎてしまう可能性があります。
手術予定の方
タンジンは血液凝固を遅くする作用があります。
手術中や手術後に過剰な出血を招くリスクが高まる可能性があります。
手術予定日の二週間前からはタンジンの使用を中止してください。
タンジンの相互作用
強い相互作用
決してこの組み合わせで服用しないでください。
- ジゴキシン(ラノキシン)とタンジンの相互作用
- ジゴキシン(ラノキシン)は、心臓の鼓動をより強くすることを助けます。タンジンも同様に心臓に影響を与えるとみられ、ジゴキシンと同時に使用すると、ジゴキシンの効果が強化され副作用のリスクが高まる可能性があります。ジゴキシン(ラノキシン)を服用されている場合は、タンジンを使用される前に必ずかかりつけ医もしくは医療従事者に相談してください。
- 血液凝固を遅らせる薬(抗凝固薬・抗血小板薬)とタンジンの相互作用
- タンジンは血液凝固を遅らせている可能性があります。血液凝固を遅らせる薬と同時にタンジンを服用すると、あざや出血の可能性が高くなると思われます。血液凝固を遅らせる薬には以下のものが含まれます。アスピリン、クロピドグレル(プラビックス)、ジクロフェナク(ボルタレン、カタフラム、その他)、イブプロフェン(アドビル、モトリン、その他)、ナプロキセン(アナプロックス、ナプロシン、その他)、ダルテパリン(フラグミン)、エノキサパリン(ロベノックス)、ヘパリン、ワルファリン(クマジン)、その他があります。
- ワルファリン(クマジン)とタンジンの相互作用
- 笑うファリン(クマジン)は血液の凝固を遅らせるために使用されています。タンジンはワルファリン(クマジン)の体内在留時間を長くし、あざや出血の可能性を高める恐れがあります。これらを併用する際は、定期的な血液検査を忘れないようにしてください。ワルファリン(クマジン)の服用量を変更する必要がある可能性があります。
タンジンの服用量
タンジンの適切な服用量は使用者の年齢、健康状態と様々な他の条件といったいくらかの要素に依拠しています。
現時点では、タンジンの適切な服用量の幅を決定する科学的な情報はありません。
自然の産物は常に必ずしも安全ではないということと、服用量が重要になりうることを気に留めておいてください。
必ず製品ラベルの適切な指示に従い、使用前には薬剤師や医師、もしくは他の医療の専門家に相談してください。
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