ダミアナとは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説

Written by alloeh編集部

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ダミアナについて

ダミアナは野生の潅木で、メキシコ、中央アメリカ、西インドに自生しています。
その葉と根は製薬に使われてきました。歴史的には、主に制欲を増幅するために(催淫剤)として使われてきました。

ダミアナは一般的に催淫剤として、また性的な問題を治療するために、経口投与されてきました。
消化不良や下痢、便秘といった腹部の問題を治療するためにも、また、更年期障害や月経期症候群(PMS)を改善するためにも使われてきました。

しかし、こうした症状への使用を支持する科学的な裏付けはわずかしかありません。
「ハイ」になるためにダミアナを吸引する人々もいます。

ダミアナの人体への影響について

脳と神経系に影響を与える化学物質をダミアナは有しています。

ダミアナの用法

下記の症状への使用には十分なエビデンスがありません。

  • 性的な問題 - 初期の研究は、ダミアナ、L-アルギニン、アメリカニンジン、オタネニンジン、イチョウ、ビタミン、そしてミネラルを含んだ製品の特定の組み合わせが性的な満足やオーガズム頻度の増大、そしてヴァギナの乾燥の改善を性生活の改善に関心があり性的な問題を持っている女性にもたらす、ということを示唆しています。  
  • 体重減 - 初期の研究はダミアナ、ガラナ、イェルバ・マテを含んだ製品の特定の組み合わせは過体重の人々の体重を減らす可能性を示唆しています。 
  • 頭痛 
  • 夜尿症 
  • うつ 
  • 神経性の胃の不調 
  • 便秘 
  • 精神的および肉体的スタミナの増強 
  • その他の症状 


これらへの使用へのダミアナの効果が評価されるにはより多くのエビデンスが必要とされます。

ダミアナの副作用と安全性について

ダミアナは一般的に食材に入っている量を経口摂取する場合には高い確率で安全です。
ダミアナを薬としての量摂取する場合は安全である可能性が下がります。

深刻な副作用があるためです。
ダミアナエキス200グラムを摂取した後に痙攣と狂犬病やストリキニーネ中毒に似た他の症状が確認されたことが報告されています。

事前の注意と警告

妊婦の方と授乳中の方

妊婦の方と授乳中の方のダミアナ摂取の安全性についての信頼できる情報はまだ十分にありません。使用は避けてください。

糖尿病の方

ダミアナは糖尿病の方の血糖値に影響を与える可能性があります。
もしあなたが糖尿病でダミアナを使っているのであれば、低血糖の兆候に気をつけ、血糖値を注視してください。

手術を控えている方

ダミアナは血液のグルコースレベルに影響を与えるとみられているため、手術後と術中の血液グルコースのコントロールに鑑賞する懸念があります。少なくとも、手術が予定されている2週間前にはダミアナを使うのは止めてください。

ダミアナの相互作用

下記の組み合わせにご注意ください。

糖尿病治療用の薬とダミアナの相互作用 

ダミアナは血糖を下げる可能性があります。
糖尿病用の薬もまた血糖を下げます。
ダミアナと糖尿病治療用の薬を併用すると、血糖が下がりすぎてしまう可能性があります。

血糖値を注視してください。
あなたの糖尿病治療用の薬の服用量を変える必要があるかもしれません。

糖尿病治療用に使われる薬は、グリメピリド(アマリール)、グリブリド(ダイアベータ、グリナーゼプレスタブ、ミクロナーゼ)、インシュリン、ピオグリタゾン(アクトス)、ロシグリタゾン(アバンディア)、クロルプロパミド(ディアビネーゼ)、グリピジド(グルコトロール)、オリナーゼ(トルブタミド)などその他を含みます。

ダミアナの服用量

ダミアナの適切な服用量は使用者の年齢、健康状態と様々な他の条件といったいくらかの要素に依拠しています。

現時点では、ダミアナの適切な服用量の幅を決定する科学的な情報はありません。
自然の産物は常に必ずしも安全ではないということと、服用量が重要になりうることを気に留めておいてください。

必ず製品ラベルの適切な指示に従い、使用前には薬剤師や医師、もしくは他の医療の専門家に相談してください。

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