ツルニチニチソウとは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説

Written by alloeh編集部

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ツルニチニチソウについて

ツルニチニチソウというハーブがあります。
地上に伸びている部分は薬を作るのに使用されています。
ニチニチソウとは異なるので混同しないでください。

安全性に関して重大な懸念があるにも関わらず、ツルニチニチソウは記憶力や思考力、下痢、おりもの、喉の痛み、歯の痛みに対して使用されていますが、こうした用途を裏付けるような十分な科学的根拠はありません。

ツルニチニチソウの効果

ツルニチニチソウには血圧を下げる働きがあります。また腫れ(炎症)を抑えたり、組織を乾燥させる効果(収斂補給効果)もあります。

ツルニチニチソウの用途

証拠が不十分な用途と効果

  • 扁桃炎 
  • 喉の痛み 
  • 腸の腫れ(炎症) 
  • 歯の痛み 
  • 胸の痛み 
  • 傷  
  • 高血圧 
  • その他の症状 


こうした用途でのツルニチニチソウの効果を評価するには、まだまだ証拠が必要です。

ツルニチニチソウの副作用

経口での服用

ツルニチニチソウは安全ではありません。副作用として吐き気、嘔吐など、お腹や腸の症状が見られることがあります。また神経、腎臓、肝臓にダメージを与えることもあります。大量に服用した場合には、血圧を下げ過ぎてしまうこともあります。 

特に注意が必要な場合

ツルニチニチソウは誰が使っても危険はありますが、特に以下のような状況の人は害のある副作用が起きるリスクがあります。 

妊娠中および授乳中

ツルニチニチソウは安全ではありません。使用しないでください。 

便秘

ツルニチニチソウは組織を乾燥させる働きがあります。
つまり便秘が悪化することがあります。使用しないでください。

低血圧

ツルニチニチソウは血圧を下げます。
既に血圧が低い場合には、ツルニチニチソウを使用するとさらに下がってしまうことがあります。使用しないでください。

手術

ツルニチニチソウは血圧を下げることがあります。
この働きにより、手術中や術後の血圧のコントロールが阻害される恐れがあります。
手術の予定の少なくとも2週間前からはツルニチニチソウの使用を止めてください.。

ツルニチニチソウの相互作用

多少の注意が必要な相互作用

以下の飲み合わせには注意しましょう

高血圧の薬(降圧薬)とツルニチニチソウ 

ツルニチニチソウは血圧を下げると考えられています。
高血圧の薬と一緒にツルニチニチソウを摂取すると、血圧が下がり過ぎてしまう可能性があります。
高血圧の薬には、カプトプリル(Capoten)、エナラプリル(Vasotec)、ロサルタン(Cozaar)、バルサルタン(Diovan)、ジルチアゼム(Cardizem)、アムロジピン(Norvasc)、ヒドロクロロチアジド(HdroDiuril)、フロセミド(Lasix)等、数多くの成分が含まれているものがあります。

ツルニチニチソウの服用

ツルニチニチソウの適切な服用量は、年齢、健康具合といった様々な要因によって異なります。
現時点では、ツルニチニチソウの適切な服用量の範囲を定義できるような科学的情報が十分にありません。

自然のものが必ずしも安全であるわけではない事、そして服用量が重要である事を心にとめておきましょう。
使用する際には、製品のラベル表示にある使用方法に従い、かかりつけの薬剤師、医師、ヘルスケアの専門家に相談するようにしましょう。

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