バナバとは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説

Written by alloeh編集部

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はじめに

バナバはフィリピンと東南アジア原産の植物です。人々は葉を用いて薬を作ります。

糖尿病予備軍、糖尿病又は減量を目的として経口摂取しています。

非常に初期の研究によると、バナバはⅡ型糖尿病の人の血糖値を下げる可能性が示唆されています。体がインスリンをより効率的に使用するのを助ける作用がある可能性があります。

バナバの用途と効果

期待できる効果

  • 糖尿病:初期の研究では、特定のバナバ抽出物を2週間摂取すると、Ⅱ型糖尿病の人の血糖値が10%低下することが示されています。他の研究では、バナバとシナモンの内部樹皮の成分を含むサプリメントを12週間服用すると、Ⅱ型糖尿病患者のヘモグロビンA1c(HbA1c)が約0.65%低下することが示されています。 


より多くの根拠が必要な効果

  • 糖尿病予備軍:初期の研究では、バナバとシナモンの内部樹皮を含むサプリメントを12週間服用すると、糖尿病予備軍の患者の体でインスリン産生量が改善される可能性があることが示唆されています。また、インスリンに対する感受性を改善する可能性もあります。 
  • 減量


これらの用途に対するバナバの有効性を評価するには、より多くの根拠が必要です。

バナバの副作用と安全性

バナバは、短期的に経口摂取する場合、ほとんどの人にとって多分安全です。バナバを長期間使用することの安全性については十分にわかっていません。

特別な注意と警告:

妊娠と授乳中: 妊娠や授乳中のバナバの使用について十分な知見は無いため、使用を避けてください。

糖尿病: バナバは、血糖コントロールに影響を与える可能性があるため、糖尿病患者は血液中のグルコースレベルを厳密にモニターする必要があります。糖尿病がある場合は、バナバを服用する前に医療従事者に確認することをお勧めします。

低血圧: バナバは血圧を下げる効果がある可能性があります。バナバを服用すると、低血圧の人の血圧が低くなりすぎる可能性があります。

手術: バナバは血糖値を下げる可能性があります。手術中や手術後の血糖コントロールに支障をきたす恐れがあります。手術予定日の少なくとも2週間前に、バナバの服用を中止してください。

バナバの相互作用

以下の組み合わせには注意してください!

  • 糖尿病治療薬(抗糖尿病薬)はバナバと相互作用します 
  • バナバは血糖値を下げる可能性があります。糖尿病薬は血糖値を下げるためにも使用されます。糖尿病薬と一緒にバナバを服用すると、血糖値が低くなりすぎる可能性があります。血糖値を注意深く監視してください。糖尿病薬の用量を変更する必要があるかもしれません。 糖尿病に使用される薬には、limepiride (Amaryl), glyburide (DiaBeta, Glynase PresTab, Micronase), insulin, pioglitazone (Actos), rosiglitazone (Avandia), chlorpropamide (Diabinese), glipizide (Glucotrol), tolbutamide (Orinase)等があります。 


バナバの服用量

以下の用量が科学的研究により推奨されています:

糖尿病の場合:特定のバナバ抽出物が2週間、1日当たり32〜48 mgの用量で服用されています。バナバとシナモンの内部樹皮を組み合わせたサプリメントは、1日当たり100 mgの用量で12週間服用されています。

最後に


バナバをサプリメントで摂取したい場合、「DHC バナバ」などがあります。

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