スマとは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説

Written by alloeh編集部

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別名:ブラジル人参、ヘバンテ・エリアンタ、パフィア、パフィア・パニキュラタ

概要

スマは植物の1種です。 しばしば、ブラジル人参などとも呼ばれますが、人参とは直接の関係はありません。 スマの根の部分が、薬を作るために使用されています。

スマは、「アダプトゲン」として使用されることが多いです。 「アダプトゲン」とは、細菌・毒素・精神ストレスなど、体にかかるストレスに対抗する能力を高めると考えられている物質の総称です。 スマはまた、癌、糖尿病、男性の性機能障害などを含めた種々の問題に対して使用されますが、現時点ではこれらの効能を裏付ける十分な科学的データはありません。

どのようにして働くのか?

いくつかの研究では、スマに含まれる化学物質が、癌の進行を抑制したり、浮腫を改善したり、疼痛を軽減する作用がある可能性が示唆されています。

期待されているが、裏付けるデータが不十分な効能

  • 免疫システムの改善 
  • 癌や腫瘍 
  • 糖尿病 
  • 創傷 
  • 皮膚疾患 
  • 性機能障害 
  • その他の疾患 

スマのこれらの効能については確定的ではなく、今後の追加の研究結果が待たれます。

副作用と安全性

経口摂取の場合:スマは、短期間の経口摂取であれば、ほとんどの場合は安全に摂取できるであろうと考えられています。(参考1, 参考2) 皮膚への塗布:現時点では、スマの皮膚への塗布について、安全性や副作用などに関する十分な科学データがまだありません。(参考1, 参考2

特別な注意が必要な人

妊婦と授乳婦

スマの摂取が妊婦や授乳婦にとって安全であるかについては十分な研究データがありません。 安全面からは、妊婦や授乳婦の方は摂取を避ける方が望ましいでしょう。(参考, 参考2

相互作用

現時点ではスマと薬剤との相互作用の報告はありません。

用量

スマの適切な用量は、摂取する人の年齢や健康状態で変化します。 現時点では、スマの適切な摂取量を決められるだけの十分な科学的なデータがありません。 また、スマの様な自然の生薬が必ずしも安全であるとは限らないので、必ず使用時は用量を守りましょう。 そして、使用時には添付文書の用法用量を守り、可能であれば医療機関で薬剤師や医師に内服について相談しましょう。(参考1, 参考2

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