葉酸は、厚生労働省が妊娠を計画している女性に摂取を推奨しているビタミンの1種です。 妊娠初期に葉酸塩のレベルが低いと胎児の脳、脊椎、脊髄の機能の奇形などの神経管欠損につながります。 しかし、妊娠前および妊娠中に葉酸塩を摂取した女性の子供たちはこれらの不具合を持つ割合が非常に低くなります。 そのため、妊娠を計画している女性には摂取が勧められているのです。
エビデンスは乏しいものの、葉酸の摂取はいくつかのがんとの関連が示唆されています。この点については、更なる研究が必要です。
鉄分の摂取は別名「血のビタミン」とも呼ばれ、鉄分が不足すると疲れ・だるさや、めまい、頭痛などを引き起こします。 鉄分サプリには、普通の鉄とヘム鉄と呼ばれる2種類がありますが、ヘム鉄のほうが吸収率が高いため、ドラッグストアなどで鉄サプリを購入される時は、ヘム鉄サプリをおすすめします。
鉄分を摂取しすぎると、鉄過剰症(ヘモクロマトーシス)という症状を引き起こします。 この症状により分解できなかった鉄分が体内に蓄積され、関節の痛みや臓器障害を引き起こします。 貧血気味だからといって、様々な種類の鉄分サプリメントを摂取したり、1日の適量を超えて飲んだりといったことなしないように留意してください。
多くの研究結果から、発酵食品には、その食品を発酵させる前よりも多くの健康効果があることが明らかになってきており、その効果の大部分は乳酸菌によるものだということが分かってきています。 例えば、 乳製品の発酵においては、アンジオテンシン変換酵素阻害剤という血圧を下げる働きのある化合物が作られます。このため発酵乳は、高血圧に効果があるとされています。 他の例では、韓国の伝統的な白菜漬けであるキムチが挙げられます。キムチは様々なアミノ酸や活性成分を含んでいます。これらは、抗炎症作用や抗癌作用を持ち、心疾患、感染症、肥満に効果があることが分かっています。 また、乳製品、ザワークラウト、オリーブなどの発酵食品には生きている細菌が豊富に含まれています。これらの細菌は、プロバイオティクスと同様に、腸や免疫機能に良いとされています。
乳酸菌生産物質は薬ではなく食品なので、副作用はないと言われています。
カルシウムの摂取が不足すると、体はカルシウムを骨から奪うため骨を脆弱にします。骨粗鬆症の原因ともなり得ます。 女性は骨粗鬆症のリスクが高いため、多くの医師が特に閉経後の女性に、カルシウムサプリメントを摂取するよう勧めます。 そのため、高齢女性はカルシウムサプリメントを摂る割合が高いようです。
1日に必要なカルシウムの量は1,000〜1,200mgだけということを覚えておきましょう。それ以上とっても体の為にはなりません。 もし必要以上に摂取すると、体にとって害になることがあります。便秘や高カルシウム血症では、軟組織にカルシウムが蓄積することによって鉄分や亜鉛の吸収障害が起こります。
腸内細菌から体重減少まで、様々な効果が言及されているものの、食物繊維には様々な種類があり、一概に「食物繊維」の効果を明示することは難しいのが現状です。
便秘の人が不溶性の食物繊維をとり過ぎると更にひどい便秘を引き起こすおそれがあります。
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